古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

浅間山砂降る? 「享保日記」享保十六年四月十一日 天気編 

2019-01-13 17:56:05 | 噴火

浅間山砂降る? 「享保日記」享保十六年四月十一日 天気編 

2019年1月13日 日曜日 天気 晴  寒  寒  

今日は、私の地元では成人式です。 
      
「享保日記」 享保十六年四月十一日

「享保十六年四月十一日朝、五ツ時上町ハ砂少々ふり候由。下町邊ハふらぬと見ゆる也。」を検証する。
 
「テータ変換」

年月日 享保十六年四月七日 → 1731年5月16日

場所 水戸 → 水戸

気象種類 砂降る → 砂降る

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十六年四月七日 → 1731年5月16日

弘前 曇 
八戸 曇 
盛岡 曇 
日光 晴 
東京 晴(小雨) 
八王子 晴 
鯖江 曇 
伊勢 晴 
池田 晴 
津山 晴 
鳥取 雨 
諫早 晴 
臼杵 晴 

古天気学データベース(KTDB)

弘前 陰晴
   
「検証結果」

年月日 享保十六年四月七日 → 1731年5月16日

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 不明  

「データ整理」

享保十六年四月七日 → 1731年5月16日

弘前 曇  
弘前 陰晴 
八戸 曇  
盛岡 曇  
日光 晴  
水戸 砂降る
東京 晴(小雨) 
八王子 晴  
鯖江 曇  
伊勢 晴  
池田 晴  
津山 晴  
鳥取 雨  
諫早 晴  
臼杵 晴  

「検証結論」
 
四月十一日(1731年5月16日) 日光の天気は、晴  東京の天気は 晴(小雨)  で、水戸の天気は、晴 で、朝8時頃浅間山による小規模の噴火で灰が降りました。

ネットで享保十六年の浅間山の噴火を検索しましたが、該当するデータはありませんでした。享保六年や享保七年に、砂降るの記事から、浅間山の小規模の噴火による灰が水戸地方に降ったと思われます。

昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。

コメント
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