古天気学 A

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「弘前藩庁日記」寛文四年十一月八日 天文編

2017-08-03 18:48:39 | 天文
「弘前藩庁日記」寛文四年十一月八日 天文編

2017年8月3日 木曜日 天気 晴 久しぶりに晴れる 午後 曇

『弘前藩庁日記』は、江戸時代に弘前藩が藩政を記録した日記であり、一級品の史料です。

『弘前藩庁日記』寛文四年十一月八日

「寛文四年十一月八日 雨降 (○ー、かくのごとくの星 南と東のすみより今月初めより出で 今に失せ申さざる由)」彗星らしき記事がありこれを検証したい。

「テータ変換」

年月日 寛文四年十一月八日 → 1664年12月25日

場所 弘前 → 青森県弘前

天文種類 かくのごとくの星 南と東のすみより今月初めより出で 今に失せ申さざる由 → 彗星

ネットと古天気学データベース(KTDB)で検証


寛文4年9月30日(1664年11月17日朝)スペインで発見される。
ヨーロッパや中国や韓国でも観測記録有。

日本では、高知県で12歳の少年又三郎は、図面の日記で非常に明細な観測をしていた。その他、北海道・仙台・福島・東京・静岡・名古屋・和歌山・京都で観測記録があります。

「検証結論」

かくのごとくの星は、日本各地でも観測された彗星
C/1664 W1

1.0 近日点距離1.02553 傾斜158.697 近日点通過1664年12月04日 です。

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