古天気学 A

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『若狭国小浜町人の珍事等書留日記』天保十四年二月七日Ⅱ 天文編

2017-09-03 15:48:45 | 天文
『若狭国小浜町人の珍事等書留日記』天保十四年二月七日Ⅱ 天文編

2017年9月3日 日曜日 晴 暑い

2014年7月16日ブログに書いた内容の更新

『若狭国小浜町人の珍事等書留日記』天保十四年二月七日

天保十四癸卯年二月七八日頃(1843年3月7日8日)ゟ西ノ方ニ巾壱尺余りニして、長サ三五丈斗之薄キ白雲出申候、尤空晴申候、夜六ツ過ゟ五ツ時迄毎夜出申候故、 人々何哉と案事居申候、尤京・大坂ニ而も右同断ニ而、是も不審ニ存居候よし 「(朱書)但し二月廿五日頃迄也」


記録には、白雲と書かれて彗星とは書かれていませんが日本全国で見られた有名な彗星の記録です。

これは、新発見の資料か

C/1843 D1=1843 Ⅰ 太陽を掠める、有名な彗星(クロイツ群) Great March Comet 三月の大彗星

上記を直訳

1843年3月7日8日より西の方に尾の幅1°余り、尾の長さ30°~50°の彗星が見える。夜空が晴れているときは、18時20分から20時20分迄見えていた。

ステラナビゲータ10で検証

1843年3月7日8日より西の方に尾の幅1°余り、尾の長さ30°~50°の彗星が見える。夜空が晴れているときは、18時50分か190時10分迄 光度 -0.2等で見えていた

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