実況列伝 2016

飯塚ミッドナイトは5月から

実況列伝  きらめく流星

2009年11月26日 | 回顧録&日記
 選手達はいままで述べてきた【弾丸Sから、そして広場への】内容を通常開催なら6周回、記念レース、特別SGなら8周、10周と走ります、長い行程のようですが時間にすれば、ほんの数分です。
 もてる全ての技と力量をその数分で出し尽くす競走をし、上位入線を目指してきます。 ある者は敗れるでしょう、勝利をえる勝者は・・一人だけです。
 実況放送もその最後のステージまで”きらめく流星達を”追っていきます。
                          
                       実況列伝 第一章 おわり

 以上をもちまして私、ギャオ!の実況列伝は終わります。

 えっ! もうないのか? って・・・第二章ですか!

 12月頃、又覗いてみてください
  



実況列伝  そして広場へ

2009年11月26日 | 回顧録&日記
 息つく暇すらなく密集した車列はさらにその激しさを増し4コーナーから次のステージであるホームストレッチに向かう、最大の山場(事の成否を決する最大も重要な局面)、レースの決め手であるゴールのある場所です、【通常は6周回の争いですがここでは1周回の走路紹介に変えさせてもらいます】
 内ではスピードが延びないが外では逆に早くなる、しかし若干走る距離は内に比べ多くなり、力は外へ大きくなります 【雨走路では逆に外の方が延びる事で有利にレースがコントロールできるようです、この雨乗りは山陽の選手が始めたそうです】
 いずれにせよどちらかのコースを選択し先頭にたたなければならない。
 そしてあの中央にある白い線を先に越えなければ先頭ゴールとはならないから4コーナーの位置関係がいかに重要であるかは言うまでもありません。
 さきに逃げるか!はたまた後ろから仕掛けるか、どちらの戦法が成功するかは走ってみなければ”わからないからです”だからエキサイティングなオートなのです。

実況列伝  陽炎となりて

2009年11月25日 | 回顧録&日記
 密集した車列がその濃度を増す、ある者は内に(内線ギリギリ)ブロック体制に後続は外に捲くりに転じる者、切り替えしを狙い間合いを計る者に別れる、又この動きに加わらない(混戦)の膨らみをチャンスに変えようと頃合いを待つ”漢”がいる、恐るべき展開の掛け合いで相手を牽制、凌駕しょうと睨みを利かせる、男達の体から気合の闘気があふれ、走路からの陽炎がさらに勢いを増す、一瞬のミスが着を大きく後退させる、まさに勝負師の所以がここにあります。
 ”食うか食われるか”オートに存在する最大のオート用語が現れます。
 この動きを新たなフレーズとして《切り込みチャ~ジ!》はこの時、言葉となってマイクに送りだしたのです。
 4コーナーの攻防が頂点に達し、先頭に踊り出た選手に【先頭奪取】を続けざまに言葉として打ち込んでいきます。
 なにもかも最初に試みたオート実況展開用語『ギャオ流』の構築でした。

実況列伝  突入3コーナー攻防戦

2009年11月23日 | 回顧録&日記
 黒潮を抜けると広い視界が左回りに狭まる,白い内線が車輪を固定するかのように次のカ~ブへと誘導する、3コーナーである!車列が矢じりのように密集する、オートレースの醍醐味である”抜きの技が”ここで繰り広げられる、ある者は内へ愛機を向けコースを維持するがさらに後ろから来るモンスターマシーンはその小さなコースへ車輪をねじり込んでくる『前輪攻勢』の言葉はここから生まれたのです。
 スタート地点(扇状)とは違い、かなり密集しての黒潮からのコース進入は次の4コーナーの立ち上がりに影響してくる、左足を突き出しバランスをとりアクセルワークでマシーンを自分の体の一部のようにコントロールする、時間的にはほんの数秒の出来事に男達は全神経を集中している、このやり取りに実況は付いていかなければならない、色と番号が交差する場所、ある者は鬼のいる”鬼門と呼ぶ”

実況外伝  コ~ヒポット杯

2009年11月21日 | 回顧録&日記
 強くなりましたね,桝崎陽介選手おめでとうございます。
試走3.30(トップ)あがりが3.381 走路温度17度 最終周回の抜きでしたね、確か! 
 二着に内山雄介選手 試走3.37 30期初優勝ならず残念です。
 レース中盤、桝崎選手が抜け出し、中心が彼(桝崎選手)に傾き始めた頃、言葉も彼中心に組み立てはじめました、逃げるかな?雄介という思いもありましたが、まだどちらの優勝か?不定できませんでした。
 30期雄介初優勝のフレーズも共に用意していましたが3コーナーで逃げる内山雄介を桝崎陽介が捕らえた時バイクの性能、コース、技量の差が流れを変えましたね、確か前回優勝戦で田中茂に優勝を阻止された彼の思いがあそこに逃げる雄介との車間で一瞬ですが重なりました。
 共にナイス!ファイトでした。今後の活躍を期待します!

                  コ~ヒポット杯にて  ギャオ!