服飾デザイナーで有名な小篠三姉妹のお母さんの
小篠綾子さんの伝記ドラマです。
年末からはずっと、戦時中のことをやってて、食べ物に困り、ひもじかったことや、毎日のように空襲があって、逃げ惑ったこと。
特に、45年3月の大阪大空襲では、大量の焼夷弾が大阪に落とされ、
大阪が焼けて、空まで真っ赤になってて、
それをお婆さんや子供達のための疎開先から見て、
「死なへんで~」って・・・(涙
南北戦争で、めちゃくちゃになった故郷のタラで、「風と共に去りぬ」の
スカーレット・オハラが、「もう2度と家族を飢えさせたりはしない。」と
誓うシーンが思いだされました。
わざと決めたのか、どうかは、知らないけど、
何しろ、このドラマの主人公の名前は小原糸子(オハラ イトコ)だもんね。
田辺聖子さんの小説「おかあさん 疲れたよ」でも、
大阪の大空襲の中、逃げ惑う、主人公の姿が描かれています。
当時の人達はみな同じような思いをしたのだと思います。
多くの男の人達が出征し、残っているのは老人女子供だけなのに
そこへ、B29が大量の焼夷弾を落とした。大阪の中心部は焼け野原。
ドラマは、今はその焼け野原の跡にできた、
闇市の様子も放送しています。
焼け野原になってしまった大阪から、幾多の死を乗り越えて、
やがて、日本が、糸子がどのように復活していくのかが、
この先、放送されるのでしょう。
それを楽しみにしています。