模型製作

製作した模型を紹介していきます。

2010.11.26

2010年11月26日 | 2009年 住宅
日に日に冬に近づいてきていますね。
今回は前回ブログでも紹介した提案住宅です。

敷地東側の前面道路より見たところです。
人のスケール模型がある部分が駐車スペースになります。
玄関アプローチは植栽をして、四季の変化や外の空気を感じられる
演出としてある程度、玄関までの距離を確保してます。

北東から見たところです。
平屋独特の立面バランスの良さがあるなと思います。

北西から見たところです。
敷地北側にも道路があり2方向の道路に接した敷地となっています。
前面道路は敷地、建物へのアプローチの際に住宅に大きく影響を
受けるので敷地を選ぶ際は前面道路の位置関係も大変考慮する必要があります。
宮崎のような地域は天候や交通事情もあるので、南側や東側に前面道路が
ある方が好ましいような気がします。
もちろん、西側、北側の場合でも工夫次第では問題ないのですが。

南西から見たところです。

2010.11.18

2010年11月18日 | 2009年 住宅
提案住宅です。

平面は四角形の中に上手く生活がしやすいように配置したプランです。
南側にはパブリックな居間や和室、食堂を。
そして、北側には寝室や水廻りを置いております。
南面の雨戸がある部分はテラスとしての使い方を提案しています。
季節や天気によって屋内空間にもできるように雨戸を
透明性のある素材を使うことを前提に考えています。
和室前の濡れ縁はテラスとは違い雨戸は設けていません。
軒先も深くとっているので縁側に近い使い方ができるのではないでしょうか。

東面は前面道路に面しているため開口部には
目隠しの格子を設けています。
屋根は切妻と下屋をつなげた変形入母屋の形で
屋根をかけています。

北側です。
基礎が立上がって、格子を回しているところは
勝手口兼干場になっており、勝手口への出入りは
洗面脱衣に隣接した洗濯室からの行き来になります。
2つの天窓は洗面脱衣への光の差し込みを考え設置しています。

建物西側です。
西面の北側から寝室、納戸、和室と続いており
動線も一直線で寝室~和室を行き来できるようになっています。
このプランは回遊性に優れており、コンパクトにまとめられているので
すごく良くできた使いやすいプランだと思います。

2010.11.15

2010年11月15日 | 2003年 住宅
2003年に完成した住宅模型を作り直しましたので紹介します。
→完成写真

ムクリのついた屋根を持つ、平屋建ての住宅です。
手前の人が座ってるデッキは居間に面しており
奥のデッキは和室から使えるデッキとなっています。
プランに凹凸があるので住宅の表情としてどの面から
みても正面性をもった住宅になっていると思います。

屋根がむくんでるのがわかると思います。
下屋部分は玄関ポーチになり、玄関から住宅に入ると
玄関ホールから居間と台所に出入りできるように配置をしています。

下屋部分には玄関ポーチに隣接させ、バイク置き場を設けています。
十分な広さを確保しているので、物置としても使用できます。

高窓は居間や廊下への採光を考え設けています。
デッキは洗濯物専用干場の場所として設けており
天窓を設け、雨の日でも干せるように建具を設置しているので
屋内空間、半屋外空間と天候や時期によって
使い分ける事ができるようにしてます。

2010.11.10

2010年11月10日 | 2003年 住宅
2004年3月に完成した住宅です。
2005年に駐車場兼倉庫を増築しています。
それに伴い住宅と駐車場も含めた模型を作り直しました。
この住宅は第6回宮崎県木造建築物設計コンクールの
木造住宅部門の最優秀賞に選ばれております。
→完成写真

南側から見たところです。
2階建てですが、屋根の高さをおさえているので平屋に見える立面です。
プランは東西に長い間取りで生活の中心になる部屋を南側に配置しています。

駐車場より玄関へのアプローチはご自身で植えられた緑の中を
通り抜けて玄関へとたどり着きます。
車を止める場所から玄関まである程度距離があるのは
住宅への出入りの際の気持ちの切り替えやお庭の緑を
眺められたりと程よいアプローチがあるのも良いものです。
また、逆に車を降りたらすぐ玄関ポーチがあるというのは
雨の日や荷物が多い日には便利な物です。
一概にどちらが良いというのは言えませんが
生活の楽しみ方としては程よい距離があった方が良いかと思います。

敷地北側です。
北側は水廻りと物置、勝手口があります。
勝手口は干場からの出入りとなります。
この住宅では干場を南北に建物を横切るように設けており
完全に室内の部屋として干場があります。
干場は和室と玄関ホールをつなぐ場所にあり、この干場スペースは
風が良く通り、光もトップライトから多くの日差しが
確保されているのですごく心地の良い空間です。

2010.11.5

2010年11月05日 | 2010年 住宅
提案住宅模型03です。
前回更新した住宅と同じ模型になります。
前回は西面から南面の写真でしたが
今回は南東面から北東面です。

南面は食堂、居間、和室が並んでいます。
生活の中心となる空間はできるだけ日当たりや
風通しが良い場所に持ってきたいものです。
北側などの日当たりはなかなか確保するのが
難しいですが、通風は工夫しだいで上手く住宅内部の
風の通りを作る事ができます。

東面になります。
妻面には格子状に目隠しを設けています。
目隠しもですが、立面全体のバランスを
とる意味合いで設けているのもあります。
この部分は小屋裏収納として使えるようにしています。

北東面、敷地への出入り通路から見たところです。
下屋と片流れの母屋、二つの屋根が架かっており
訪問者を迎える住宅の表情になります。
南面の表情とは違い少し複雑な表情の気がします。
建主さんはこのプランを気にいってもらい
この案で計画を進めたいとの事でした。