2011.3.25

2005年に完成した住宅です。
宮崎市の中心市街地に近いところに建っています。
比較的、敷地があまり広い方ではないのですが
限られた敷地の中でいかに豊かな生活の場所を
提案できるかが計画、設計と進めていく中で重要になったと思います。



南西から見たところです。
敷地には2方向の道路が接しており
南側と東側に前面道路がありました。



南側の前面道路から見たところです。
2階建ての住宅で南面には洗濯物干場とデッキが設置されています。
それぞれに下屋をかけてトップライトをつけています。
デッキに面して居間を配置しており
居間の一部には畳を敷いています。
デッキに下屋があるので、夏場は居間に
直接太陽の光が入らず、冬場は太陽高度が低いので
居間まで太陽の自然光が差し込みます。
自然環境を上手くいかして、日々の生活が快適になるように
かずかですが、考慮して設計しています。



南東から見たところです。
南東部分は道路が十字路になっており
人や車の通りが頻繁にあります。
道路からの視線や音を遮ることも
かねて敷地南東部分には垣根と木を植えています。



東側から見たところです。
北側にある駐車場より東側の敷地境界にそって
玄関アプローチと玄関ポーチを設けています。
駐車場から玄関までの出入りで少しでも
濡れないようにと腕木による屋根をかけています。



北東からみたところです。
水回りは北側にまとめ、2階は納戸と和室、板の間があります。
完成後、建主さんが言っておられたのですが
1階に寝室があるのですが、季節に応じて2階で寝ることも
あるといっておりました。いろんな生活にも対応でき
住むことが楽しく豊かになる住宅が提案できたのではないでしょうか。
完成写真

2011.3.25

2007年に完成した住宅です。
以前、住まわれていた北九州より退職を機に
出身地である宮崎に帰ってこられるということで
計画がスタートした住宅です。


敷地は宮崎市の南に位置する住宅地です。
周辺環境の緑を上手く住宅からの借景として
計画を考え、各部屋を配置しています。
写真は東側からみたところですが、
南側は隣地住宅が建っており東側の方が
十分な解放感がありました。
東側に和室、食堂、居間を並べて
西側と南側には水回りを配置しています。



北東からみたところです。
北側に前面道路が1方向のみあり
駐車スペースは北側に止め、駐車スペースから住宅地盤の
高低差が1.5m程あり、階段をあがり玄関へアプローチする
という住宅への出入りになります。
写真の前面道路と住宅敷地の高低差がある
法面部分は植栽を施しています。
完成写真（内部）

2011.3.25

2008年に完成じた住宅を紹介します。

2棟並んでいますが、奥が親世帯の
住宅で既に隣地に建っていた住宅です。
写真手前の子世帯住宅の
設計監理をさせていただきました。

敷地は親世帯への引き込み道路を確保しつつ、
北側の前面道路から住宅へアプローチとなる敷地でした。
隣地に親世帯住宅があるということが
今回の住宅設計のキーポイントになったと思います。
北側前面道路に駐車スペースを確保し
生活の場を日当たりの良い南側に持ってくる。
提案したのは親世帯からの生活への干渉がなるべく
少なくなるように生活の中心となる場所を
2階へあげる事を計画当初より提案しました。

互いの建物間の庭には1本の大きな
シンボルツリーとなるハナミズキを植えました。
3月末から4月初めにかけた、この時期に白い花を咲かせます。
完成してから3年経ちますが住宅がどのように変化して
建主さんご家族に馴染んでいるのかとても楽しみです。
完成写真

2011.3.12

以前紹介しました模型を1:50で作りましたので紹介します。
前回ブログ

前面道路がある北側から見た所です。
車3台分の駐車スペースを確保しています。
小屋部分は駐輪場です。


北東から見た所です。


東立面です。
開口部には出桁を出して格子を設置しています。


南東から見た所です。
東側の開口部の出桁が分かりやすいと思います。
2階の南面は全面ベランダになっています。


南立面です。
1階の下屋部分は洗濯物干し専用の部屋となっています。
完全に屋内にある洗濯物干場なので、空気の通りもですが
光をどのようにして室内に取り込めばいいのか。
という点でなかなか、形状が決定しにくい空間でした。
最終的には出窓を設け、張り出した部分に
トップライト付きの屋根をかけることにより
室内に光が取り入れるように提案しました。


西立面です。
住宅と駐輪場の間を繋ぐように目隠し用の塀を設けています。
隣地住宅及び全面道路から玄関先への目隠しになるように設置しました。