スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

アジサイ通信

2005-06-16 16:13:19 | Weblog
友達の紹介で五日市の紫陽花あじさい山を知った。一山全体が紫陽花で覆われている。雨の中、傘をさしての撮影だ。カメラだけは濡らさないように気を遣った。今年は例年より遅いらしくほとんどが色づいていない。しかし、このアジサイ山を一人の人間が30年の歳月を使って作り上げたと云うのだから、これには驚いた。伸びるに任せるのではなくて、綺麗に切り揃えられている。駐車場も入園料もとらない。売店もなければ自動販売機もない。ぬかるむ道を登ってきてその甲斐があった。

世の中には奇特な人も居るものだと感心しながらゆっくり山を下ってきたら、「オーイ、オーイ」と呼び止めるおじさんがいる。「紫陽花山はまだだいぶありますか?」私は「歩きじゃ大変ですよ」彼は「それじゃ乗せてくれませんか。車を麓に置いてきたので持って来たい。どうせ下るんでしょう?」<どうせとは何だ!どうせとは>と心で思ったけれど、乗せてやった。この山のことを新聞で読んではるばる埼玉から来たという。帽子を脱ぎ深々とおじぎをして去っていった。


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6 コメント

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まだ・・・・でした (coppe)
2005-06-16 16:44:44
まだはやかったみたいですね 

写真 よくとれてます 

しとしと雨と紫陽花 

シチュエーションはそろっていたのに

肝心の主役がまにあいませんでした ってことですね

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coppeさん、こんばんは (polo181)
2005-06-16 20:44:30
コメントをありがとう。ちょっと早かったみたいですね。でも雨の中をマアマアの写真が撮れたので満足です。かなりな山奥ですよ。だから、今回も熊をおそれて中途でそそくさと逃げてきました。うちのやさんに場所を尋ねて行きました。明日は、サマーランドのアジサイ公園を覗いて来ようと思っています。こちらでは、寒い日が続いているので七変化とまでは行きません。
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綺麗ですね (熊子)
2005-06-16 21:32:51
南澤さんという人が一人でここまでとは、感謝ですね。そしてとても綺麗な紫陽花ですね。昨年6月は鎌倉を廻りましたが、考えられないほどの人々で、念願の紫陽花寺には行けませんでした。きっとここに咲く紫陽花が目の前にあったのですね。熊さんを避けなさった、よかよか、それでいいんでないかい、よかったしょ。賢明な対処だべさ。やっと誤字に気付いた無学な北の熊ゴンだったべあ。
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2005-06-16 21:54:40
コメントを有難う。そうなんだべさ。一人でよくもまあここまで育てたものだ。自分の山にこつこつと紫陽花ばかりを植えて育てている。怖くて先へ進めないほど奥まで植えてあった。鎌倉はとても人気のあるスポットですから、年がら年中人ひとひとです。「それでいいんでないかい、よかったしょ」はなかなか響きがいい。ぐじゅぐじゅしないスカッとした響きです。北海道はどこへ行っても同じ方言ですか?岡田昇(冒険写真家)が羅臼で数年滞在して沢山の紀行集を出していますが、そこでも同様の方言が使われています。

明日も紫陽花を見てきます。
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見事です! (じゃこしかです。)
2005-06-16 22:14:45
 polo181さん今晩は。

 山全体がアジサイでおおわれているなんて何て素晴らしい・・・見事ですね。それにこれが個人の持ち物とは、その上この世知辛い世の中で入園料が無料だなんて驚きです。見物出来たpoloさんが羨ましい・・・です。























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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2005-06-16 22:53:23
コメントを有難う。そうですね、せちがらい世の中で駐車料金も入園料も取らないなんて、びっくりです。世の中にはそのような人もいるんですね。丹誠込めて作っていることが人目で分かりました。下草も取ってあったし、丈を揃えるべく切ってあった。手間もかかるし肥料も要りますからね。さすがにゴミ一つ落ちていなかった。皆さんが協力しているのでしょう。
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