オオアカハラ 未発表アーカイブから
今月27,28両日にベトナムのハノイで、米朝首脳会談が行わる予定だ。
トランプ氏はアメリカに届くICBMに搭載可能な核は破棄させることに成功する
かも知れないが、日本列島に届く中距離弾道ミサイルおよび核を破棄させる
ことには成功しないだろう。なぜなら彼の頭はアメリカ・ファーストで
凝り固まっているからだ。日本が求める「完全かつ検証可能で不可逆的な
非核化」には金正恩は応じる可能性は極めて低い。その根拠は、もし核を
捨てて丸腰になったらリビアのカダフィ大佐と同じ運命が待っていることを
知っているからだ。これまで幾千万の人民を殺してきた金一族には敵が多い。
丸腰になって国際的権威を失ったら最後、時を経ずして抹殺される。
だから、遮二無二「ムスダン」破棄には抵抗するだろう。あるいは、地下に
隠し持つに違いない。ここで、心配されるのが昨今の韓国大統領の文在寅の
動きだ。かれは本気で南北統一を目論んでいる。元々金正恩も反日思想の
持ち主だが、前者の反日思想は半端じゃない。この両者が真面目に南北
連邦国家を作ろうとしている。北朝鮮に日本に向けた核弾頭付きのムスダンを
もったまま連邦国家ができた場合のことを、われわれは真剣に考えなければ
ならない。南北国境38度線が対馬海峡まで降りてくるのだ。しかも核保有国として。
その時が来る前に、私達は自らの防衛をいますぐにでも考えなければならない。