明治村三丁目 2005-12-02 11:00:46 | 観光 裏表ともに、西園寺公望(さいおんじ・きんもち)別荘(坐漁荘ザギョソウ)西園寺さんについて調べたところまず驚いたのは、その長命。なんと92才まで生きている。(1849~1940)。公家出身ながら明治維新で軍功を立てた異色の人。重用されて2度首相になっている。晩年、静岡県清水市の興津町にこの別荘を建て、隠遁して魚釣りに明け暮れたという。坐漁荘とは座って漁をするの意らしい。なんとも優雅なことだ。建築は大正9年だから85年前となる。田舎に行けば今でもありそうな建物だ。 表は品川灯台(重要文化財)で裏は菅島(すがしま)灯台附属官舎(重要文化財)。品川灯台の方はフランスの技術者の支援を得て1870年に建設。現存する最古の代物。さすがにガラスと金物はすべてフランス製だ。灯台本体は全部日本製。裏の写真はイギリスの技術者の支援を受けて三重県鳥羽市菅島町に1873年に建てられたもの。灯台の傍に建てられたが、この官舎だけが残った。官舎とはいえ全体としてとてもお洒落な形で、海を見下ろす丘に建てれば今でも似合いそうだ。私は若ければ一つ奮発して南国の島のてっぺんに建てることだろう。 « 明治村二丁目 | トップ | 明治村四丁目 »
12 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 熊子さん、こんにちは (polo181) 2005-12-03 10:42:12 コメントを有難う。6月に道央を旅行したときに、バスガイドから北海道の家には雨戸がなくて屋根はトタンだと聞きました。それは、冬の雪対策だとか。考えてみれば、雨戸があると開け閉めが出来なくなるし、瓦屋根だと雪下ろしが出来にくい。しょうがないですよね。前にも書きましたが、そのかわり涼しく晴れ晴れとした夏を送れるのだから、納得するしかないでしょう。笑 ヒノキや杉の香りがする日本家屋はいいですね。昔は、犯罪が少なかったから、カギなどかけなかったからとても開放的でした。 返信する いいですね、日本家屋 (熊子) 2005-12-03 00:20:34 西園寺邸別荘、瓦屋根、縁側、ああ、日本家屋ですね。私は瓦屋根に憧れています。北はトタン屋根が主流ですから、瓦の屋根に憧れて昨年は南に旅しました。住んでどうとかではなく、古きよき建物、そして、障子もあるんでしょうね。夏の日に窓やドアを全部開け放し、通る風に吹かれて、日陰でお昼寝、セミの声、、、夢でした。 返信する 東京湾海人 (polo181) 2005-12-02 22:05:44 コメントを有難う。これらの家は長く保存するべく、定期的に手入れをされています。ですから、築85年でも、立派に見えるのですよ。貴方ならずとも、これだけの敷地があれば、いますぐにでも住みたい家ですね。 返信する anikobeさん、こんばんは (polo181) 2005-12-02 22:00:34 コメントを有難う。純和風の家屋を見るとホッとしますね。敷地が充分あれば、このような屋敷に住みたい。現在町中では隣家が接近しているので、外壁はモルタルか耐火サイディングしか使えませんね。実際、味もそっけもない。偶然、森鴎外と夏目漱石が時を隔てて同じ和風家屋に住んだらしい。そして、その家屋が保存されていましたが、あまりにも小さくてみすぼらしいので撮影しませんでした。これは、ちょっと失敗だったかも知れません。 返信する じゃこしかさん、こんばんは (polo181) 2005-12-02 21:51:21 コメントを有難う。仰る通り日本家屋は良いですね。今は禁止されていますが、この坐漁荘をよ~く見ると壁には杉皮が使用されています。これで周囲を覆うと暖かい。でも傷みが速いからちょくちょく張り替えないといけないから、とても贅沢です。そうですね、日本ではいち早く欧米から新しいものを取り入れて発展させました。ただ、いけなかったのは日露戦争以降、ちょっとのぼせ上がってしまったことでしょう。 返信する 続きのあまもりさん、こんばんは (polo181) 2005-12-02 21:44:28 コメントを有難う。それは多分街中のことでしょう。これは、田舎ですから。それに大正年間に入ってから建てられましたから、二階でもよかったのでは?詳しいことは知りません。悪しからず。 返信する あまもりさん、こんばんは (polo181) 2005-12-02 21:36:44 コメントを有難う。関東以南の冬は短い。でも、寒さの苦手な私は、1,2月だけでも何処かへ避難したい。写真の建物は意外に広くて、がっしりしています。これを南海の小島の丘に建ててマドロスパイプをくゆらせながら、コーヒーカップを傾けると最高だな。いよいよ三丁目だから、残るは4,5丁目です。これから、素晴らしい建物が登場します。 返信する 西園寺 (東京湾海人) 2005-12-02 20:52:58 こんばんは古屋敷 のようで 私の家よりも いまだに 立派に見えます。現代でも この家に住みたいと思います。 返信する 西園寺公の別荘 (anikobe) 2005-12-02 17:08:57 やはりこの純日本建築は、見るからに安らぎを感じますね。そう思うのは、歳のせいかと思いますが、居住空間の機能性では、現在建築は優れているでしょうが、外観と、畳と木と紙。こんな調和の取れた住まいは好きです。 返信する 日本的 (じゃこしか) 2005-12-02 16:36:04 poloさん今晩は。住宅はやはりこうでなくては、ピンと来ませんね。偏見ですが、これこそが日本人の住いでしょう。 とても良いものを見させて頂き感謝です。 灯台など当時の公共施設には、明治の役人達の気鋭が偲ばれます。 返信する つづき (あまもり) 2005-12-02 14:20:13 西園寺公望氏の別荘、純然たる日本家屋なんですが、侍姿の登場は似合わない、やはり明治という感じなんですが、これは二階建てのせいでしょうか。私は建築物にも疎いのですが、明治以前は確か二階建ては旅籠などを除いては禁止されてたはずですよね。 返信する やっぱり南国ですか(笑) (あまもり) 2005-12-02 14:14:25 若ければ南国の島のてっぺんに建てる、ってやっぱり南国なんですね(笑)いよいよ三丁目。いずれも素晴らしい明治時代の建築物。あとどんな建築物が出てくるのか、とても楽しみです。しかし保存維持するのも大変ですよね。いつまでも残してほしいものです。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
古屋敷 のようで 私の家よりも いまだに 立派に見えます。
現代でも この家に住みたいと思います。
そう思うのは、歳のせいかと思いますが、居住空間の機能性では、現在建築は優れているでしょうが、外観と、畳と木と紙。
こんな調和の取れた住まいは好きです。
住宅はやはりこうでなくては、ピンと来ませんね。
偏見ですが、これこそが日本人の住いでしょう。
とても良いものを見させて頂き感謝です。
灯台など当時の公共施設には、明治の役人達の気鋭が偲ばれます。
私は建築物にも疎いのですが、明治以前は確か二階建ては旅籠などを除いては禁止されてたはずですよね。
やっぱり南国なんですね(笑)
いよいよ三丁目。
いずれも素晴らしい明治時代の建築物。あとどんな建築物が出てくるのか、とても楽しみです。
しかし保存維持するのも大変ですよね。いつまでも残してほしいものです。