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スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

夏の怪

2005-07-18 12:20:10 | Weblog
私とは一回り以上年が離れた友達がいる。いや、この際「居た」と言った方が良いのかもしれない。彼等は3人仲間で、学生時代からの仲良しグループだ。30数年前に、彼等は中古トラックを改造して、全部独力でキャンパーを作り上げた。みな大学生だった。夏休みを利用して北海道を隈無く回った。私は社会人だったから同行できなかった。それぞれ家庭を持ってからも交遊は続いた。「おい、お前」の仲だ。傍目に微笑ましくも、羨ましくも思うほどの間柄だった。それが、今年の2月とても寒い日にそのうちの一人が急逝した。残る二人が受けた衝撃は計り知れない。当初はただ呆然としていた。

一昨日お盆の送り火の日に、二人は亡き友の戒名を書いたお札を持って近隣の名所旧跡を車で巡ったとのこと。帰りに立ち寄ってくれて「友」を連れての供養行脚のいちいちを報告してくれた。途中、昼食をとるべく寄ったソバ屋でのことだが、実に不思議なことが起きたという。車を止めてエンジンを切り、二人が店に入った。田舎の小さな店だ。他に誰も客は居ない、がらんとしている。二人が席に着くと店の女性が「何人ですか」と聞いたという。何人もなにも二人しか居ないじゃないか、と思ったけれど「二人です」と答えたそうだ。わたしなら、ギョットしてあたりを見回したことだろう。彼女には3人目の人影が見えたに違いない。<写真は去年の我が家での盆飾り>



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
亡くなった方も (anikobe)
2005-07-18 13:36:22
親友と一緒にドライブして楽しんでいたのでしょう。というより、その方の魂がご一緒だったのでは・・・

関東はお盆ですね。こちらは月遅れの8月がご先祖様の供養です。



その方、家族以外の友達のところにも、帰っていらした。いい繋がりだったのですね。
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霊魂の有無 (じゃこしかです)
2005-07-18 14:40:18
 polo181さんこんにちは。

 お盆時季になるととかく世間では、霊魂の有無が問われますね。人それぞれなんでしょうが、私は信じております。理由はと問われるはっきりと答えられませんが、過去に何度かその経験があるからです。こちらのお盆は来月ですから、真心籠めてお迎え致します。
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anikobeさん、こんにちは (polo181)
2005-07-18 16:31:54
コメントを有難う。彼等二人は大真面目に残りの一人を連れて旅行をしたつもりらしい。だから、その早世した友がそばに居てもおかしくないと思ったことでしょう。そんなわけだから、私のようにギョットした風ではなくて、ごく当たり前といった淡々とした感じだった。送り火の日の一時を友の元にも帰って来ていたものと思わざるを得ません。
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じゃこしかさん、こんにちは (polo181)
2005-07-18 16:40:34
コメントを有難う。ああ、そうでしたか。私も霊魂の存在を信じています。この二人が体験した奇妙なことも、事実として受け入れることが出来ます。実際にこの故人が彼等と行動を共にしていたものと思います。それが起こったとしても不思議でないほどこの3人は仲が良かったからです。北海道もお盆は来月ですか。貴方の丁重なお迎えでご先祖様はさぞかし喜ぶことでしょう。
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お盆ですね (熊子)
2005-07-18 17:30:39
科学では立証できない不思議がありますね。私も可愛い甥を亡くしました。葬儀の日に仲の良かった姪の数珠が、パーンと飛び散ったり、式の最中に、ガッタンとお花の籠が落ちたりと、ああ、甥は逝きたくなかったのだと、いまでも涙が出ます。そして私自身にも不思議体験は一杯です。知り合いの方が亡くなった朝に、玄関フードの鍵がかかっているのに、チャイムが鳴りました。起きて玄関に出たと同時に知らせの電話でした。姿は見たことはないのですが、感じるタイプでして、いまだに一人の夜は明かりを消して寝れません。輪廻という言葉を信じています。あの世での修行は50年かかるそうです。その修行を達成するには、生きてこの世にいる私たちのあげるお香の煙が道になり、花や供物が慰めになる、、、こう叔父や叔母達に教わってきました。父が亡くなり27回忌も終わりました。甥が亡くなり7回忌も済みました。輪廻できるように、生きている私たちの大事な営みの一つが供養ですね。いい、お話でした。
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2005-07-18 20:47:22
コメントを有難う。数千人に一人の割合で霊感の強い女性が居るそうです。貴女がその一人かも知れません。でも、霊は私たちに害を及ぼしませんから心配しなくてもいいですよ。極楽浄土へ行けるよう祈ってあげればいいですね。人間はもっと謙虚でなければなりません。科学の力で説明できない事象が沢山あります。貴女が体験した呼び鈴の音や花籠が落ちるのを目撃したことなどはいい実例です。人は常に最善を尽くし後悔のないようにしなければなりません。この世に心を残すことなく他の皆さんの幸せを願いつつ去る準備が必要かと思います。お若い熊子さんのことだから、まだちょっと無理かな。笑
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実は… (熊子)
2005-07-18 21:08:37
私は自分をエスパーと信じていました。風が吹いて欲しいと願えばヒューンと吹きますし、雨が欲しいと願えばパラパラ降ります。、、ちょっと大げさですが、小さな頃は実際に体験したのです。UFOも信じていて、夜空で呼ぶことも出来ました。その力は小さかった甥が一緒に体験し、赤、緑のUFOが飛んできました。その後はかなりの時間がかかりますが、流れ星を呼ぶことができます。今は?、どうも人の子の母になってからは、ゆっくり夜空も見ることもなく、UFOは呼んではいませんが、結構、夜のドライブ中は流れ星なのか見ることは多いのですよ。日中はキラキラ輝く物体は何度も遭遇ですが、デジはできません。どうも、一風変わった子供でしたから、いまもちょっとおかしいかな。いつか密教のお話を載せたいとも思っています。でも宗教は難しいから、止めようかな。でもね、結婚前には京都の護摩祭りに行って、写した写真に観音様や竜神様が写り、今でも家宝にしていますよ。面白いしょ。
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2005-07-18 21:27:56
コメントを有難う。エスパーですか。だとしても決して驚きはしません。実際にそういうこともあるからです。いえいえ、ちっともおかしくなんかありませんよ。ごくごく普通で、かつ元気なお母様です。人並みに悩みもするし悲しみもすることでしょう。密教のお話、良いじゃないですか。宗教のカテゴリを作れば、熊子通信がさらにパワーアップできると思います。ただし、理解しやすい言葉で説いてください。傾聴しますよ。こんな時代だからこそ皆さんに仏法を説いて目を開かせてあげてください。
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これから、経験するのでしょうか。 (upplain)
2005-07-19 12:01:53
今日は。

右の画の行灯は時代物のようですね。

燈油でしたら雰囲気がもっと出ましたね。

何故か、このような経験がないので、信じる信じないという前の問題になります。



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upplainさん、こんにちは (polo181)
2005-07-19 12:42:25
コメントを有難う。行燈は祖母のものでしたから、相当古い。バラバラに壊れていたのを修理してもらいました。玄関先でお客をお出迎えします。そうですね、経験がないと信じるとも信じないとも言えませんね。
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