写真は3枚です
ここ西東京の多摩川では、水鳥が多い。堤防に座って待っていると必ずその日、その時のドラマがある。今日のように天気の良い日には、何時間座っても飽きることはない。今日観た”演劇”の一つが、アオサギとダイサギの鳴き方の違いについて。<> |
ダイサギの鳴き声は金属音でカエッーと一声。木の上や藪の中で鳴く。飛びながら鳴くことはない。一方、アオサギは飛びながら鳴く。それもクエッーと低い声で一鳴きする。飛びながらと言っても、”本格飛行中”は鳴かない。遠くから滑空してきて、目的地に近づいた時に声を出す。それは、まるで「俺様が来たぞ」と周囲に知らせんがためのようだ。
写真はダイサギの”舞”です。アオサギの体型はダイサギに似てはいるけれど、決してこのような優雅な舞いは見せない。自分が決めた目的地に向かってためらうことなくあっさりと降りてしまう。ヒラヒラと舞って見せてくれるのは、このダイサギだけだ。
ダイサギの舞。
ふわっと飛ぶ所は本当に美しいですね。
アオサギさんは目的地に向かってあっさりと降下するという。
同じサギでも違うものなのですね。
確かにダイサギの飛翔は綺麗です。
その白さも美しさをさらによく見せてくれますね。
裏の田圃のアオサギ、悠々と歩いて、サーッと飛び立っていきますので鳴き声は聞いたことがありません。
雉は夜遅くでも鳴いていますが・・・
今日は面白いものを見ました。カラスに追われたチョウゲンボ(ハヤブサ)が、一目散に逃げる(飛ぶ)。ようやく逃げ切ったチョウゲンボが、隣の木に留まっていた、アオサギを威嚇して蹴散らした。サギは逃げる一方で、戦うことをしません。”平和主義者”なのです。仲間どうして威嚇することはあっても、戦うことはしません。このようなところが気に入っています。
ダイサギは鳴いてもせいぜい二回です。タンチョウのように、繰り返し鳴くことはありません。アオサギにいたっては、一回コッキリしか鳴きません。これにも理由はあるのでしょう。
元気者のカワウは、滅多に鳴きません。何らかの理由があるのでしょうが、わかりません。嫌われ者のカワウですが、争うことはしません。あのおとなしそうな、カモ達は餌や雌を巡ってバトルをするんですよ。
美しい舞を見せてくださって
ありがとうございます。
あのぉ~ 昨日野川でダイサギが
カエッーて鳴きながら飛んでいました。
初めて聞いたので驚きましたよ。
アオサギは目的地に近付くと、一声鳴きますが。でも、確証を得るためにまだまだ観察を続けます。
本当に私は聞いたのですからね。
私の方が、もう少し腰を落ち着けて観察を続けます。
どうか、気を静めてください。