
オオルリ
数年前、アメリカ人夫妻を案内して京都と奈良を旅行したことがあります
あれは法隆寺の入り口で拝観料を支払って回廊を歩いていたときのこと 突然夫人が「Oh, my God! 困ったわ」と叫んだ
聞けば 大切な旅先での思い出が入ったデジカメをどこかに忘れてきてしまったという
おおよそ見物が終わって出口に近づいていたが 彼女のショックが大きかったので元来た道を引き返して探し歩いた
ぐるりと回って 入り口近くまで探して歩いたが ない!
聞けばこの旅行のために買ったばかりの新品でかなりな高級品だという
半泣きの表情をした妻を慰めながら夫は皆を促して出口へと向かった
人々がぞろぞろと出て行くその先に 職員の一人がカメラを高々と掲げて「持ち主の方 いらっしゃいませんかぁ?」と
叫んでいる 夫人は興奮した高い声で「Oh, it's mine 私のです」と言った
彼女の嬉しさは言葉には表されないほどのものだったでしょう
その時 夫は「This is Japan これが日本なのだ」とぽつりと言った
つい先日 所用で大阪に行かねばならないことになった
一泊で帰らねばならないので自家用車では無理で やむなく新幹線を使うことになった
65才を超えるとジパングクラブという組織があって 交通費が三割引となる制度があります
私は東京駅の切符売り場で必要事項を書いて窓口へと差し出した
「禁煙でC席(通路側)をお願いします」と申し出て 支払いを済ませた
出がけに 妻から「傘を無くさないでね ちょっと高いのよ」と申し渡されていた
受け取った小銭を財布に入れたり発車時刻や23番線で、「え~っと6号車の・・・、傘だ傘だ」と考えながら
ホームに入った 電車はすでに来ていて発車時刻を待っている 見れば12号車の位置にいた 遠い かなり遠い
あれ! 身軽だな 「そうだカバンがない!」 すでに6号車の近くまで来ていた
発車まで残り5分だ 元来た道を走って階段を駆け下りる 改札口までやって来たら
若い女性職員が「○○さんですか?」と言いながら私のカバンを差し出しだのです 彼女も私も息が荒い
何度も何度もお礼を言いながら私は電車に駆け込んだのでした
よかったですね。
このような体験あります・
出てこなかった体験も、悲しいものですが以後
しっかり気をつけることに、
やはり旅はうっかりできませんね(笑い)
シートに腰を下ろしたときは、汗びっしょりだんたんじゃないでしょうか?
でも、よかったですね。
私の場合は今もって、出てきませんけど・・・
日頃の行いのせいだと反省しています。
文章を読みながらどういう展開になるのか
ハラハラしながら進めました。アメリカのお客様もpoloさんも結果的に良かったですね。
もしこれが両方とも出てこなかったとしたら
日本人の行いにがっかりしてしまいましたが
本当に良かったです。
私の場合は、とても大切な書類が入っていましたから、心臓がどきどきしました。あの長い距離を全力で走りましたから。
こんなことがあるので、私は大抵車で旅行をします。
ああ、貴女はせんだって、財布を無くしたのでしたね。まだ出てきませんか。残念ですね。
私は日本が好きです。それは、確かに悪がはびこってはいますが、一部の人達だけで、一般大衆はまだまだ正直者が多いのだと思います。
西洋ではまず100%出て来ないでしょうね。
しかられそうだけれど、色々な被害にあった旅行者の話を聞いております。
そんな体験をされましたか。どちらのときも、良い方が拾ってくださいましたね。
まだまだそういう方のほうが大多数でありますようにと願います。
それにしても全速力で走られたpoloさん、日ごろの里山歩きが生きましたね。
でも慌てて転んだりされなくて良かったです。
タイトルに、木のてっぺんで鳴くオオルリの姿が、応援歌を歌っているように
見えてきました。
オオルリが叫んでいます
この日本はとてもよい国ですよ~って
poloさんの数年前のお話やつい先日のカバンのお話、いいですね
日本はやはり心が生きています
なのできっと今回の被災も皆で頑張って復興を遂げることでしょう
まだまだ夜中から今朝にかけて余震が続いていますが、今回東京電力が悪者にされていますが
この自然災害、どうしようもなかったのですね
昨日も山で東電の方6人ほどが電波塔の点検に山を登ってこられました
頑張っています日本!
傘の方に気を取られてうっかりだったのですね。それにしても日本はまだまだ治安のしっかりした国だということが言えますね。
今回の大きな災害の折にも外国のニュースで良く見る略奪、強盗などの事件が多発などと言うこともなく、世界中から感嘆の声が上がりました。
何れにしろ、汗だくになられたものの一軒落着でおめでとうございました。良かったですね。
いやぁぁ、驚きましたよ。日頃持たないカバンです。貴重品が沢山入ったカバンです。それを持たずにすたすた歩いている自分に気づいたときには仰天しました。全力疾走とはあのことです。結果を想像して恐ろしかったですね。
オオルリは確かに応援歌を歌っていますね。昨日は徹夜で鳥撮りに行きましたが、2時間眠ったらけろりとしました。