写真は3枚 撮影は昨日
ここ多摩川河口から50㎞地点では、水鳥狙いのカメラマンが増えている。私のすぐそばに大口径の望遠を据えて水鳥を撮影する。私は、多摩川がもはや自分だけの”劇場”ではなくなったことを知った。それで、積極的に彼等に話しかけるようにしている。<![]() |
これは昨日その一人から聞いた話です。今年の春、桜の木の下を泣きながら母親を追う場面を撮影して市のコンテストに応募したら金賞を取った。周囲の勧めで東京都コンテストに応募したら、これまた金賞を受賞した。いまだにその写真の何処が良いのか分からないそうです。自分では納得が行かないらしい。
そこで次回は納得の行く金賞を得るために、昨今はトリの世界に踏み入れて、こうしてシャッターチャンスを待っているとのことであった。
彼は話を続けた。滝山城址(たきやまじょうし、近くの里山)に出かけて、昼間のフクロウを探した。冬には落葉するので見通しが良くなるから撮影に最適となる。どういう訳かフクロウは必ず●●木に留まっている。他の木には留まらない。夜行性のトリだから、昼間は眠っているにちがいない。だから目を開けてくれない。そこで、その木の根本を丸太でガ~ンと叩いてみた。キャツ(と彼は言った)はどうしたことか高い枝から真っ直ぐ下へ落ちてくる。人の背丈くらいのところまで落ちてきて、はっと我に返って飛び立つ。昼間でも見えるのか雑木林を縫って逃げて行く。
シャッターチャンスを逸した彼は、必ず戻ってくると読んで一時間ほど待った。案の定、そのフクロウはまた同じ枝に留まって目をつむった。今度は落ちてくる方向にカメラをセットして置いて、またまた丸太でゴ~ンとひっぱたく。案の定、キャツは落ちてきた。地面すれすれで我に返るのを狙ってシャッターを切った。その”劇的”な瞬間を捉えることに成功したそうです。●●木と書いたのは、真似をする人が出るのを防ぐためです。こんなの、良いのかなぁ。
シャッターチャンスを自分で作るっていうのはどうなんでしょうか。
地面すれすれで我に返るフクロウはどんなに怖かったことでしょう
画像には、それを撮っている人の感動する心が見えてこそ作品として立派ですし、見る人にも感動を伝えることが出来ると思います。
でもここでは、出来上がった作品のみを「良し」とする見方しか出来ない人の目には、「かけがえのないチャンスの作品」とみなされるのでしょうね。
人の心の見える写真を愛する人でありたいですね。
先日奈良で観た、入江泰吉さんの写真をふと思いました。
それでどんな写真か知りませんが
金賞ですって・・・ (`_´メ) (怒)
そうなのです。生簀にお魚を入れて
カワセミがお魚を捕る瞬間を写した写真が
金賞を取っておられたことを知って
憤慨した事があります。
poloさん そんな人と口を利かないほうが良いです。
本当に美しいです!
こうなると白鳥の湖より美しい。
ふくろうは夜行性の鳥なので多分その木で何時も仮眠していて、夜に行動するのでしょうね。
昨日行った場所に見慣れぬ大きな鳥がいましたので撮影して友人に聞きましたら、ゴイサギの子供だったようです。
それも夜行性で昼間は木で休んでいて、夜、行動するようです。
浮く朗の話を聞くとちょっと可哀想な気もしました。
2時間も同じ場所にいらっしゃるとは大変な忍耐が必要ですね。
でもサギ産を見ていると飽きないかもしれませんね。
25日付けの‘これが追い込み漁なのだ’を興味深く見せて頂きました。仮説を立て、その実証的試みをされている真摯な努力に敬意を表します。
ゴイサギについてもあまり知りません。夜行性ですか。一度その写真を見たいな。
パソコンの前にいると2時間はすぐに過ぎてしまうでしょう。それと同じで、水鳥を狙っていると、ある程度納得の行く作品が得られるまで粘りますから、あっと云う間に2時間は過ぎてしまいます。
”追い込み漁”についての記事をお褒め頂いてとても嬉しいです。どれだけ日数がかかるか分かりませんが、非常に珍しい行動ですから、一部始終をカメラに収めて”実証”したいと思っています。