スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

生まれ変われるとすれば、何がいい?

2005-10-31 14:05:13 | Weblog
昔、たしか私は貝になりたいという映画がありましたが、あんな冷たい水の底で暮らすのはゴメンだな。
山の頂で泰然と鎮座し何百年と生きる樹木もいいけれど、自分の足で歩いて行けないからやっぱりこれもゴメンだな。百獣の王ライオンはどうだろう。腹を空かせるとうろうろと餌を探さなければならないし、うっかりすると密猟者の猟銃で脳天に一撃を受ける。これもゴメンだ。やっぱり、人間が一番良い。しかし、若い頃の激務を思い出すとぞっとするよ。なぜあれほどハードに働かないと給金がもらえないのか。もう少し時間的なゆとりがあっても良かったのではないのか。夜中に心臓の痛みで脂汗をかいたことがあった。来る夜も来る夜も眠られず睡眠薬のお世話になったこともあった。休日はぐったりして無気力になったこともあった。これじゃ人間も可哀想だ。あれほどのハードワークがなければの条件付きで来世も人間を選ぼう。

              そなれ 150年 松の一種
              五葉松 170年
              蝦夷松 300年

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18 コメント

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生まれ変わるとしたら (スイポテ)
2005-10-31 14:53:52
私はイルカになりたいかも。

広い海を思う存分泳ぎ回って・・・・

イルカの苦労を知らないから言えるのかも知れませんね。

泳げない私だから・・・あこがれるのかも知れません。

盆栽、150年~300年。

それを代々受け継いで育ててきた人達がいらっしゃるんですね。

ずっしりと重い存在感。

もし、これらがしゃべれるとしたら今の私達に何を語ってくれるでしょう。
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私は値段が・・・ (あまもり)
2005-10-31 15:18:40
スイポテさんはやっぱり情緒豊かな人。

私は150年、300年と見て、いくらするんだろうと

300年の蝦夷松、今から300ねん前というと・・・

江戸時代の元禄の頃?かな?すごいなぁ



poloさんの年代の方たちが脇目もふらずに働いてきたから今の豊かな日本があります。企業戦士と言われたのは確かpoloさんの年代ではなかったでしょうか。

今は週休五日制が定着して大人も子供も休日をエンジョイしています。私のようにその休日にヴワァーと仕事が舞い込む者もいます(フリーランスの辛さ)。

生まれ変わるとしたら、ですか?

やっぱり人間ですね。金持ちの家に生まれたい(笑)
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立派な盆栽ですね (anikobe)
2005-10-31 16:05:07
長い年月ずいぶん多くのことを見てきたろうなぁと思いますね。

生まれ変わるとしたら、やっぱり人間がいいな。但し、世の中がこうあって欲しいと思う中で生きて行けるんだったらですけど・・・

今の先行きに見えない世の中では嫌だなぁ。いっそ、平安時代の貴族ぐらいまでさかのぼってみようかな。
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この映画は (じゃこしか)
2005-10-31 16:19:04
 poloさんこんにちは。

この映画は私も観ましたが、旧陸軍の一兵卒が上官の命令で遂行した行為が咎められ、米軍の裁判の結果絞首刑にされた、所謂戦争犠牲者の物語で一種の反戦映画の筈です。

 

 盆栽にも色々在りますが、やはり松が良いですね。私は一切やりませんが観るのは大好きです。

 
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スイポテさん、こんばんは (polo181)
2005-10-31 16:32:08
コメントを有難う。イルカですか。いいですねぇ。広い海を自由自在に泳ぎ回って。仲間と声を掛け合って魚を追い込んで漁をする楽しさ。万が一人間に捕らえられてもチョット愛嬌をふりまいて芸をすれば可愛がって貰える。大勢の子度達からやんやの喝采を受ける。悪くないね。300年と言えば元禄の頃。赤穂のうち入りのころですね。いったい何世代の人たちが世話をしてきたのだろう。巨木になる松達がこんなに小さく押し込まれたのを見ると気の毒な気がする。
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あまもりさん、こんばんは (polo181)
2005-10-31 16:43:40
コメントを有難う。仰るとおりスイポテさんは情緒豊かな方ですね。300年のエゾマツはいったいいくらするんだろうって、私も思いましたよ。数ある中で一段と映える台の上に飾られていましたからね。世代にすれば、7,8世代でしょうか。それだけの人たちが形を整えてきたことになりますね。私の時代の働きは尋常ではありませんでした。ひと頃は365日働き通したことがあります。お金持ちの家に生まれたいは切実な願いです。誰だって同じですよ。近年のように貧富の差が大きく広がってくると余計そのように思いますね。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2005-10-31 16:55:33
コメントを有難う。やっぱり人間ですか。私と同じ条件付きですね。近年のように先行きが見えない時代は、私たち退職した者にとってはとても不安です。100年200年と生きる植物が口を開いて喋ってくれれば、私たちにとって沢山の忠告をしてくれることでしょう。平安時代の貴族は優雅でいいね。せこせこしないでゆったり暮らせる。私は思うのですが、物質的に少々不満があっても時間的ゆとりさえあればいいなと。それほど私は忙しかった。笑
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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2005-10-31 17:03:45
コメントを有難う。もののたとえとして軽い気持ちで出した例でして、映画の主人公を揶揄する意図は毛頭ありません。私も彼の最後の言葉に感動しました。

「貝のように口を閉ざして海の底でじっとして暮らしたい」との心情を吐露した言葉でしたね。お気に障ったらゴメンね。ボンサイはそのままで通じる英語になっています。つまり日本発の文化です。欧米にも愛好家が沢山います。小さな宇宙を表現していると私は感じました。
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再度お邪魔致します (じゃこしか)
2005-10-31 17:23:22
 poloさんに対して深い意味はございません。私もこの事はすっかり忘れておりましたので、風化させてはいけないと思い、またpoloさんのこのブログから、若い人たちが戦争の悲惨さを思い出して頂けたら、結構なことだと思いました。

 poloさんのお蔭で、戦争の悲惨さをあらためて想い出した次第です。
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じゃこしかさん、こんばんは (polo181)
2005-10-31 20:59:01
再来を有難う。すっかり納得しました。命令に従っただけの一兵卒が処刑されるという悲惨な内容だったと思いますが、戦争の罪過を忘れてはいけませんね。よく指摘してくれました。過去60年間戦争がなかったればこそ、今日の繁栄があるのだから、これから先も戦争だけはしないように目を見張って行きたいと思います。
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