スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

動じない アオサギ

2006-12-11 14:57:45 | 水鳥
写真は3枚です
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カラスは自分のテリトリーを侵されると執拗にトンビを追いかける。本気で戦ったらカラスは猛禽類であるトンビの敵ではないだろうに、うわべはいかにも剛胆にみえる。人間社会にだって同様なのが居る。ところがアオサギは違う。根っからの太っ腹だ。群の中にいたカワウが一羽突然水面を蹴り蹴りしながら飛び立った。その瞬間ダイサギは何事が起きたのかとでも言わんばかりに一斉に首を伸ばした。カワウが立ち去った方向が気になったのだろう。ところが、アオサギはほとんど反応しない。首をすくめていつものポーズのままだ。ここにもダイサギとアオサギの違いを見ることが出来ます。カワウが群の中にいたことを示す写真を下に掲載します。(実はこのことが別の意味でとても大切ことなのだが)





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14 コメント

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こんなに沢山! (花ぐるま)
2006-12-11 17:00:21
ヤッパリダイサギは神経質で皆首をなが~くしてますね。それに反しアオサギは目の前にカワウがいても首をすくめたまま。
こんなに沢山サギさんが並んでるところを見たことも無いので本当にpoloさんの写真って凄いなあと思います。
ダイサギとアオサギ、そしてカワウやカラスとの関係、カラス以外は皆仲良しのようですね。
こういう光景を一度で良いから実際に見てみたい名と思います。
やはり季節は今頃が一番なのですか?
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2006-12-11 20:13:10
コメントを有難う。これらの写真で、両者の性格をはっきりと表していますよね。写真を誉めて頂いて、とても嬉しいです。水鳥達は概ねみな仲がよいです。ある方が、”平和主義者”と呼ばれました。その通りだと思います。この様な光景は多摩川ではよく見られます。集団でいるとお互いが安心なのだろうと、私は考えています。実はこの中に、一羽だけコサギが混じっているんですよ。
水鳥の観察は冬が適していますね。渡り鳥もやって来ますし、草木が枯れますから見通しがいいので。
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水鳥の視線 (anikobe)
2006-12-11 21:00:49
面白いですね。

ダイサギが一斉にクビを伸ばして、同じ方向を見ているのと、アオサギは、ゴーイング・マイ・ウエイのポーズ。

ずいぶん沢山の水鳥たちの寄り合いは、冬ならではの光景ですね。
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ま~~一列によくもま~~ (sakura)
2006-12-11 21:22:11
poloさん 今晩は、、
すごいですね。一列にずらっと並んで
首をちじめたり伸ばしたり、、面白いですねぇ。
コンナ光景見るのは初めてです。
皆が一斉に行動をとる所が面白いですね。
本当にすごい数。ずい分鳥でも違うものだと言う事が
poloさんのご説明でよく分かりました。
有難う御座いました。
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anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-12-11 21:44:18
コメントを有難う。アオサギの性格を良く表している写真だと思います。なかなか、肝が座ったトリですよ。そうですね、冬のこの時期は水鳥観察に適しています。川筋を吹く風は冷たいので、全身をガードしてシャッターチャンスを待っています。寒いですよ。
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sakuraさん、こんばんは (polo181)
2006-12-11 21:50:00
コメントを有難う。面白いでしょう。彼等は満腹で日向ぼっこを楽しんでいるのだと思います。これで、サギもカワウも仲が悪くないことが証明できますね。
生き物たちは、生息する場所に適応しようとします。ですから、観察する場所が違えば生態も違います。ところが、根っこになるトリそれぞれの性格は何処のものでも同じだと言えるでしょう。
ご理解いただいて恐縮です。そちらで発見した珍しい写真があれば、知らせてください。
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面白い対比 (あまもり)
2006-12-12 12:08:16
アオサギはせわしないカワウがバタバタしていても無表情(?)のままじっとしている様子はこちらでもよく見かけました。
でもこうしてダイサギとアオサギの対応の仕方の違いをはっきりと見せていただく場面は貴重ですね。
3枚目のダイサギたちの長く伸びた首がとてもユーモラスに見えます。
下の写真が別の意味でもとても大切・・・というのは?
異種間どうしで仲良く寛いでいるということでしょうか。
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鳥達の生態 (SUB)
2006-12-12 13:45:58
鳥達生き様をいろんな角度から観察されて、写真も鳥達の表情を好く捉えていますね。人間社会にも~~~
鋭い感覚をお持ちのようで感激です。
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あまもりさん、こんにちは (polo181)
2006-12-12 14:41:37
コメントを有難う。一連の動きをこちらは全然予想もせずに連写しました。ところが、これらの結果を見て既に知っていたアオサギの性格がこれほどはっきりと表れるとは、私としてもビックリです。良く言ってあげれば、ダイサギは好奇心が強いとの表現になりましょうか。貴女がどこかで”トリは平和主義者だ”と書いてありましたね。それは私も同意します。ところが、習性として考えると、例えばハトやカラスなども群れる。しかし決して異種のトリを近くに寄せつけはしない。(群れているときと限定してください)カワウとアオサギとは生態的に遠く離れている。全く別種のトリですよね。それが、このように近くで寄り合う。その意味で<大切なこと>と書いたのでした。
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SUBさん、こんにちは (polo181)
2006-12-12 14:46:13
コメントを有難う。写真を誉めていただいてとても嬉しいです。天気の良い日は、鳥観察、これがリタイアの私の”仕事”となっています。笑 ただ写すだけではなくて、気が付いたことをメモをして記録に残すとだんだんとトリに対する親近感が沸いてきます。
<人間社会にも~~>は、まったく余計なことでした。汗;
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