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身近な花の勉強・初級者用 28

2007-06-26 13:11:46 | 植物観察

ヒメジョオン(キク科・ムカシヨモギ属) 姫女苑と書く
北米原産の帰化植物で一年草 雑草扱い。
さて、敢えてこれを取り上げたのは他でもありません、ハルジオンとの
区別の仕方が決定的に判明したからです。
二点あります。 これさえ押さえておけば混同することはありません。
第一は、花期が異なることです。ここ関東では、ハルジオンは
春先から5月の下旬まで咲きます。その間は、ヒメジョオンは
ほとんど見られません。
6月に入って気温が上昇してくるとハルジオンはだんだん弱ってきて
消滅してゆきます。
そして、それに代わってヒメジョオンが咲き始めます。
現在では、全てがヒメジョオンに取って代わられています。
第二は、茎です。ハルジオンの茎は先端まで中空です。
指で押さえて見れば柔らかいので直ぐに凹みます。
それにひきかえ、ヒメジョオンの茎は中がギッシリ詰まっていて
指でつまんでも潰れることがありません。
その他にも、いろいろと相違点がありますが、上記の二点さえ
知っていれば、確実に区別がつくと思います。


ハンゲショウ(ドクダミ科・ハンゲショウ属) 半夏生とかく。
半夏生とは二十四節気をさらに三つに区分けした七十二候の一つ。
今の、7月2日ごろのことを言う。
その頃に咲く花という意味らしい。
東アジアに広く分布する多年草。
水湿地を好む植物なので、生育地が失われて絶滅危惧種に
指定している県が多いらしい。
植物に興味を持つ前は、この葉っぱは病気だろうと思っていた。


ヒメヒオウギズイセン(アヤメ科・クロコスミア属) 姫檜扇水仙と書く
お姫様が使う扇のような形をしているのでしょうか
南アフリカ原産の耐寒多年草 球根で増える
どう見ても、雑草化していた
※横浜のおーちゃんのご指摘で、
ヒメオウギズイセンをヒメヒオウギズイセンと訂正しました。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは。 (横浜のおーちゃん)
2007-06-26 13:55:46
ハンゲショウは絶滅危惧種の地方もあるのですか。知りませんでした。
ヒメオウギズイセンはヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)のほうが一般的ではないでしょうか。
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横浜のおーちゃん、こんにちは (polo181)
2007-06-26 14:11:50
コメントを有難う。水湿地が宅地化されて、減少し、その結果として生育適地が減っているそうです。困ったものですね。人間の活動範囲が広がるに連れて、似たようなことが次々と起きることでしょう。
ご親切に、間違いを指摘くださって、有難う御座いました。ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)のほうが正しい名前だと納得しました。
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こんにちは~ (花ぐるま)
2007-06-26 17:32:27
ヒメジオンが沢山咲いてきましたね。
ヒメジオンは夏の暑さに耐えうるように強固なくきにできているんでしょうね。
それに引き換えハルジオンは5月下旬までで比較的気候が温暖向きに作られているものと思います。
植物って本当に面白いですね。
私もヒメジオンは夏に咲く、と思っていました。
ハンゲショウは私も好きな葉、でも生け花にするとすぐにしおれてしまうのが難点です。
ヒオウギスイセンはこれまた強い植物で私は毎年子の球根を整理するのに大変です。
夏の間、どんどん子孫を増やしていきます。
でも花は可愛いですね~
poloさんが撮られると一層引立って可愛いです。
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ヒメヒオウギズイセン (熊子)
2007-06-26 20:08:59
ヒメヒオウギズイセン、別名モントブレチアといいます。わが家にやってきたのは今から4年前で毎年子を持ち、親子ともども翌年また植えます。パパカーが何故だかこの花が好きで我が家に来たときは喜んでいました。ご近所の奥様方は毎年分配を心待ちしており大変ですが切花にも持ちのいいお花です。
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ヒメヒオウギスイセン (紫陽花)
2007-06-26 20:56:09
私はモントブレチアと覚えています。我が家はまだ咲いていません蕾がありますが、遅いのかな?

半化粧とも言われています。いろいろ名があって、困りますね。
両方ともとても綺麗に撮れていますね。  
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りっぱな半夏生 (Luna)
2007-06-26 21:02:09
poloさんのUPされた半夏生、3枚も葉が白くなってるん
ですね。我が家のは少ないどれも先の葉だけが白く
成っているだけでした。来年を期待します。

姫檜扇水仙、これも一応昔植え込んだのですが、何しろ
ほったらかしの庭ですので「好きにして頂戴」って
感じで咲く年や咲かない年とほんとに好きにしてくれて
います(笑)
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花ぐるまさん、こんばんは (polo181)
2007-06-26 21:36:59
コメントを有難う。私が観察したかぎりでは、両者が混在する期間は非常に短いです。せいぜい3週間ていどです。それと、茎を潰してみれば簡単に見分けがつきます。どこがどう違うのか、ハルジオンは暑さには弱いようです。
半夏生は、今年になってから覚えました。それまでは、変な植物だなと思っていました。ヒメヒオウギズイセンは、確かに見るからに強そうな植物ですね。
さすが、花ぐるまさん、何でも知っていますね。驚きです。
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2007-06-26 21:42:44
コメントを有難う。別名がモントブレチアですか。知りませんでした。ヒメヒオウギズイセンとして覚えるのが精一杯です。球根で増える植物だそうです。ですから、株分けができますね。花の付き方が、まるで扇のようです。3日に一度の割合で、散歩コースを歩いています。その度に、花の様子が違っています。ですから、飽きないですよ。あとの二日は水鳥の観察です。最近は野鳥の観察も試みています。
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紫陽花さん、こんばんは (polo181)
2007-06-26 21:46:57
コメントを有難う。モントブレチアですか。ちょっと覚えにくい名前ですね。でも、後学のためには覚えないと、いけません。
半化粧については、ネットで見ましたが、どうも葉っぱの半分ではなくて全部が化粧をするようなので、また、半夏生(7月2日)の頃に咲くから、と、そのいわれの通り覚えた方が、私としては楽です。笑
いろいろな名前があって、困りますよ。
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Lunaさん、こんばんは (polo181)
2007-06-26 21:52:48
コメントを有難う。へぇ、来年を期待するとは、当たり年とそうでない年があるんですね。知らなかったぁ。これは、公園内で見付けたものです。たった一株しかありませんでした。不思議な植物ですね。
姫檜扇水仙も、私は今日初めて知った花です。なんだか、丈夫そうな植物です。どんどん、増えるタイプの花じゃないでしょうか。花や蕾が扇のような形をしていました。
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