スケッチブック

写真と文章で、日常を記録に残す

水鳥ピンチ!

2006-04-26 15:16:01 | Weblog
久しぶりに多摩川の水鳥観察に出かけてきました。私が勝手に定点観測地にしているところです。なぜなら、過去の経験から、ここに来れば少なくともダイサギとカルガモには会えるからです。ところが、どうでしょう。川の中央に細い柱が約10メートル間隔で立っている。しかもそれの先には赤白のキラキラ光るひもが付けられて、風にたなびいている。ご覧のように、ダイサギは上空を旋回するが降りてこられない。カルガモは川縁で心配そうに中央を眺めている。あのヒラヒラするものが怖くて近寄れないのだ。

あちらこちらで、カワウの被害が報じられている。食欲旺盛な彼等は川魚たちが成長する前に食べてしまうらしい。しかも糞を垂れ流すから水質汚染にも繋がる。この辺りの漁協もほとほと困っていたらしい。お陰で私は”失業”してしまった。知りたいことがまだまだ沢山あるので、観察出来る場所を探さねばならない。記念に私の簡易椅子の写真を貼り付けておきます。笑



最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無粋なこと (torara)
2006-04-26 15:43:16
とはいうものの

さまざまな問題があるのでしょうね



先日の旅行でいたるところでのんびりしていた水鳥たちが思い出されます



日本はそれだけ国土が狭くて

人と生き物がバッティングしてしまうのでしょうか。

椅子が寂しそうです。

又いいポイント見つけてください。
返信する
勝手だなぁ (あまもり)
2006-04-26 16:05:15
エサを与えたり、追い払ったり。

人間のその時々の都合で野生に生きるものたちへの生態を崩している。

カワウ対策が他の水鳥へも影響するということを行政は考えているのでしょうか。なんだか泥縄対策としか思えません。

カワウのフン公害は、こちらの昆陽池などでも深刻な問題のようですが、人間は知恵のある動物なんですから行き当たりばったりな対策はしてほしくありません。
返信する
きらきら (anikobe)
2006-04-26 16:12:03
鳥たちは、キラキラするものが嫌いなようですね。



秋に稲が実ってきたら、田の持ち主の人が、周りに、きらきら光るテープを張り巡らしています。



すると雀たちは、鉄塔の上からただ見ているだけで下りてこないのです。



poloさんの撮影場所もそんなテープなのでしょうね。



上の方も書いていらっしゃるように、場所探しをなさると、案外いいところが見つかるかもしれませんよ。
返信する
カワウ対策で御難? (スイポテ)
2006-04-26 20:00:33
キラキラ光るテープで鳥を威嚇?

野鳥の観察場所じゃなくなっちゃったんですね。

残念ですね。

鳥さんの落とし物は人間にとっては困りものです。

車に落ちた糞はすぐ洗わないと車の色を変えちゃうとか。

洗濯物に落とされてなきたくなったり。

人の都合で鳥の安息の場を奪うのは可哀想だけど都会での共存を計ろうとするとこうなってしまうんですね。

よい観察場所が新しく見つかりますように。
返信する
toraraさん、こんばんは (polo181)
2006-04-26 21:01:23
コメントを有難う。ローロッパでは、野鳥や水鳥に対する考え方が日本人とは違うんでしょうね。これまでも、多摩川を見てきましたが、このようにあからさまに水鳥を脅す仕掛は作りませんでした。魚資源を守るために、水鳥を犠牲にするという考え方は、人間のおごりと言われても仕方ないでしょう。私は、手つかずの自然の方が好きです。カワウを追い出しただけではなくて、カモやサギをも追い出してしまいました。とても残念です。
返信する
カワウは害鳥? (monma2004)
2006-04-26 21:01:51
 カワウがもたらす人の暮らしへの悪い影響は以前からいろいろ言及されています。

 カワウの限らず、鳩、烏、猿、猪、鹿など野生生物は生きるために、食べ物を捜し求めるのは自然そのものですね。人間だけが自然の恵みを独り占めには出来ません。気象の変化に加え人間の環境破壊の影響を受ける生き物はの暮らしは大変です。

 河川の漁獲量が減って大変なことは理解できますが、ありにも安易な方法で追っ払うやり方は謹んで欲しいものです。野生生物がいなければ、人間の暮らしが安泰なものになる、と結論付けるわけにはいきませんからね。

 
返信する
あまもりさん、こんばんは (polo181)
2006-04-26 21:17:13
コメントを有難う。私も同感です。人間の側の都合(つまり観光に役立つかどうかとか)で、勝手な扱いをしています。ここでの一番の被害者はカモです。水藻やコケを食べるカモまでもが、怯えて近寄れません。明日は午前中は雨が降らないようだから、川沿いに歩いて、他の部分も調べてきます。川や湿地を人間だけのものと考えたとしたら、とんでもない思い違いです。進化の過程を考えれば鳥類の方が私たちほ乳類より、この地球上では遙かに先輩なのですから。あの美しいダイサギが死滅するようなことが起きたら、それこそ一大事というもの。
返信する
anikobeさん、こんばんは (polo181)
2006-04-26 21:25:01
コメントを有難う。心の中で、”大丈夫だから、欲しいだけ食べなよ”と叫んでも、カモもサギも怖がって寄りつきません。やはり、あのキラキラするものが嫌なんですね。ダイサギなんかは、物凄く高いところを飛んで偵察をしています。目が良いのでしょうね。絶対に降りてきません。これから、アユの釣りシーズンに入りますから、入漁料を当て込んだ漁業組合は、目障りな水鳥達を追っ払って、しめしめとほくそ笑んでいるのかもしれません。
返信する
スイポテさん、こんばんは (polo181)
2006-04-26 21:33:22
コメントを有難う。観察ポイントが失われました。でも、台風が来ればあんなちゃちな棒は流されてしまうし、釣りのシーズンさえ終われば、またまた観察できることでしょう。さらに、それを待つだけではなくて、別の場所を探します。あるいは、厳冬期がやってくると、川沿いはほとんど人は居なくなりますから、希望が失われた訳ではありません。人間の方がもうすこし、野生の側に譲るという気持ちが欲しいな。
返信する
monma2004さん、こんばんは (polo181)
2006-04-26 21:46:33
コメントを有難う。彼等野生動物を観察していると、気の毒なことに、日がな一日餌を求めて動き回っています。例えばカルガモくん達は、絶えず水中に首を突っ込んで餌を探しています。天気の良い日に、川面に突き出した岩の上に留まって毛繕いをするのが、精一杯の休養時間です。私の見る限り、二六時中働きづめです。最近は、(ちょっとごへいのある表現ですが)アメリカ並みにデブが増えてきました。それは、あまり働かないで沢山食べるからでしょう。必要以上に食べるのは人間だけですね。人間は本来は彼等のものであるはずのを収奪していると言ったら叱られるだろうか。
返信する

コメントを投稿