こんにちは。
今年の5月は、気温が10℃台~30℃台と寒暖差が激しいですね。
ニュースでもよく放送されていますが、急激な寒暖差は風邪や熱中症など体調不良を招きやすいので、みなさまお気を付けください。
さて本日は、訪問リハビリ介入による利用者様の変化について、簡単にご報告させていただきたいと思います。
↓↓車椅子姿勢が改善した利用者様です。
利用者様の状態としては、左半身麻痺や左半側空間無視(自身の身体や視野について左側を知覚しにくい)等により、柔軟性の低下・筋力の低下があり、姿勢が左へ崩れてしまう、そのことの知覚(自覚)も十分でなく、自身で姿勢を修正することが困難な状態です。
傾いた姿勢が継続すると、ますます柔軟性の低下や筋力の低下が進み、様々な動作において介助の手を多く必要となっていってしまいます。
改善の方向に向かうには、機能訓練と並行し、車椅子をご本人の姿勢に合ったオーダーメイドに調整し、普段の姿勢を少しでも良くしていくことが重要となります。
訪問リハビリにて、繰り返し車椅子のポジショニング微調整(フットレストの高さ調整・背張りの調整・タオルでの姿勢調整等)を行い、現在では左への傾きは大きく減りました。姿勢が安定することで、コップで水を飲むときにこぼさなくなった、左側への注意が向きやすくなった、会話がし易くなった、身体が少し柔らかくなった、など、日常生活場面においても良い変化がみられています。
一般的に、訪問リハビリでのリハビリは維持期(生活期)と呼ばれ、病気発症からの経過が長くなっている為、回復しづらいと言われています。しかし、セラピストが利用者様の状態を評価し、できることを考え実践していくことで、回復の方向に向かえることを実感しました。
しかしこれで満足せず、まだまだ課題があるので、引き続き自分のできることをやっていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
※掲載にあたり、利用者様・家族様の同意を頂いております。
※回復状況については個人差があります。