風と帆掛けサバニ

沖縄の海を帆掛けサバニと気心しれたる友たちと

糸満の伝統行事ハーレー

2007年06月19日 | 帆掛けサバニ

昨日の月曜は旧暦の5月4日

漁師町糸満では昔からこの日に

海の航海安全と大漁を祈願する海の祭り

糸満ハーレーが行われます

このハーレーは沖縄の漁師町のあちこちで同じ日に催されます

糸満は昔の村の名前である、西村 中村 新島 の三つのに分かれて

村対抗で村の名誉をかけて競い合います

この日は学校はハーレーが始まる10時には終わり

仕事を休みにする会社も多く

糸満市民の2大年中行事の一つです

(もう一つの祭りは旧暦8月15日に行われる糸満大綱引き)

私も仕事を抜け出し

帆掛けサバニの仲間と糸満ハーレーを見に行ってきました

梅雨空のもと行われるハーレーは糸満市民のもっとも楽しみにしている祭り

糸満以外からも多くのこのハーレーを見に駆けつけます

ハーレーが行われる漁港周辺は通行止めとなり

たくさんの人でにぎわいます

そしてこのハーレーが終わると沖縄の梅雨も明けると言われています

 レースは10時の御願バーレーに始まり

三村で競われるのは

御願バーレー、青年団ハーレー、中学生ハーレー

クンヌカセー(転覆競争)、アガイスーブの5レース

そのほかに一般参加の職域ハーレー

さらにはアヒル取り競争など

海の男の櫂さばきと

誇りと名誉をかけたレース

どれも見応えたっぷり

私は友人達とたっぷりビール飲みながらの声援で

楽しい1日でした

 アヒルとり競争には泳ぎに自信のある若者達が

50匹のあひるとスイカや真鯛の引き替え券が入ったボールなどを

求めて飛び込みます

結構おかしくて楽しいですよ

私は飛び込みませんでした

しかし

 

アヒルを泳いで捕まえるのは中々難しく

見ている方もひやひやハラハラそして笑いながら見ていたのですが

みんなが追い込んできたアヒルを

すぐそばで見ていた友人会社の工事部長が

我慢できずにドボンと飛び込み

1発で見事ゲット

このアヒルがその後どうなったかは知りません

そしてアヒル取り競争も終わって

次は転覆競争

これはサバニをレースの途中で一度転覆させそこから

船を戻しまた漕いでいくという

ウミンチュの技術を競うレース

これは糸満独特のレースで

昔、糸満のウミンチュ(漁師)が荒波でサバニが転覆しても

船を起こしてすぐに漁を続けたという

ウミンチュの技術と力強さを披露するレースです

一度転覆させて

せーので飛び乗り

漕ぎ手と水を掻き出す者と

役割分担して素早く船を元にもどして

漕いでいきます

姫路から帆掛けサバニのレースに参戦の

かおりちゃんも友人と観戦にきてました

さあ、糸満ハーレーも終わり梅雨が明ける頃

今週の土曜、日曜は私達のレース

サバニ帆漕レースです

座間味島~那覇までの約31㎞

明日は私達のサバニが一足早く座間味島へと搬送されます

今日はその準備です