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まちあるき運営事務局特派員が、青森県・五所川原市のココだけの話をお届けします★

鬼さんこちら♪鳥居の上へ?

2012年09月22日 | ニュース

ども~そのタローですよ~

さて、私のハンドルネーム「そのタロー」なんですが、

たまに「桃太郎」?とか聞かれます(笑)

 

桃太郎…といえば悪い鬼を退治したヒーローですが、

津軽には「鬼コ」と呼ばれる「良い鬼」もいるって、知ってますか?

こちらは市内神山の「闇(くら)おかみ神社」の入り口です

2か所に鬼コの姿が…探してみてください

それでは回答編

まず、神社の名前が刻まれた標柱のまえに青鬼さん発見

何か右手で支えているような格好ですが、

これはもともと、鳥居の扁額(神社の名前が書かれた額を掲げる部分ですね)のところで、

鳥居の一番上に渡されている笠木を支えていたから。

2体目は鳥居の左手、ご神木を見張っているような緑鬼さん

こちらは、「よっこらしょ」と笠木を背負うスタイルです

現在この神社の鳥居の上には鬼コの姿はありませんが、

少し昔にはやはり扁額の位置にたたずんでいたんですよ

「なんで鬼?」って、やはり疑問に思ったのを覚えています

 

こういう「鳥居の鬼コ」というのは、津軽地方にしかみられないもので

県内では約30の神社で見られるそうです

そういえば、岩木山にはその名も「鬼(き)神社」という

鬼をお祀りしている神社もありますよね

鬼の正体は、古代の頃に製鉄をしていた技術者だとかいろんな説がありますが、

「鳥居の鬼コ」さんは、鬼瓦のような魔除けのお役目をしているようです

鬼さんに守ってもらえるとは心強い

津軽の鬼は優しいんですね

 

そういえば、あの世につながると言われる北東の方角を「鬼門(きもん)」と言いますが、

北東の方角を艮=丑寅(うしとら)の方角というので、

この方角「鬼門」を守る鬼は、牛の角に虎の腰巻というお約束スタイルになったとか

おもしろい説です

さて、実はこの「闇おかみ神社」にはもう一体見えないところにも鬼コさんが隠れていました

拝殿の上から見守る赤鬼さんでした

 

五所川原市内には、他にも鬼コのいる神社がありますよ

気になった方には特集しているサイトをおススメ

「鳥居の鬼コ」で検索です

ぜひユーモラスな鬼さん達に会いに行ってみてください

 

鬼退治はしないけどきびだんごなら欲しいそのタローでした