ども~そのタローですよ~
さて、私のハンドルネーム「そのタロー」なんですが、
たまに「桃太郎」?とか聞かれます(笑)
桃太郎…といえば悪い鬼を退治したヒーローですが、
津軽には「鬼コ」と呼ばれる「良い鬼」もいるって、知ってますか?
こちらは市内神山の「闇(くら)おかみ神社」の入り口です
2か所に鬼コの姿が…探してみてください
それでは回答編
まず、神社の名前が刻まれた標柱のまえに青鬼さん発見
何か右手で支えているような格好ですが、
これはもともと、鳥居の扁額(神社の名前が書かれた額を掲げる部分ですね)のところで、
鳥居の一番上に渡されている笠木を支えていたから。
2体目は鳥居の左手、ご神木を見張っているような緑鬼さん
こちらは、「よっこらしょ」と笠木を背負うスタイルです。
現在この神社の鳥居の上には鬼コの姿はありませんが、
少し昔にはやはり扁額の位置にたたずんでいたんですよ
「なんで鬼?」って、やはり疑問に思ったのを覚えています
こういう「鳥居の鬼コ」というのは、津軽地方にしかみられないもので、
県内では約30の神社で見られるそうです
そういえば、岩木山にはその名も「鬼(き)神社」という
鬼をお祀りしている神社もありますよね
鬼の正体は、古代の頃に製鉄をしていた技術者だとかいろんな説がありますが、
「鳥居の鬼コ」さんは、鬼瓦のような魔除けのお役目をしているようです
鬼さんに守ってもらえるとは心強い
津軽の鬼は優しいんですね
そういえば、あの世につながると言われる北東の方角を「鬼門(きもん)」と言いますが、
北東の方角を艮=丑寅(うしとら)の方角というので、
この方角「鬼門」を守る鬼は、牛の角に虎の腰巻というお約束スタイルになったとか
おもしろい説です
さて、実はこの「闇おかみ神社」にはもう一体見えないところにも鬼コさんが隠れていました
拝殿の上から見守る赤鬼さんでした
五所川原市内には、他にも鬼コのいる神社がありますよ
気になった方には特集しているサイトをおススメ
「鳥居の鬼コ」で検索です
ぜひユーモラスな鬼さん達に会いに行ってみてください
鬼退治はしないけどきびだんごなら欲しいそのタローでした