ドアに手を掛けて
「今日も行きたくないけど、行かなきゃならない。家にいるけど気持ちは(行ったていで)帰りたい。よし、行くか。」みたいに思う。
会社に学校に遊びに。
行きたくない時がある。特に人間関係がうまくいってない時。
それは増す。
自分が苦手な仕事や授業がある時。苦手な人が参加する時。
それは増す。
それでも、時計の針は動くし世間のリアルも動く。
仕方なく忠実に定刻に間に合うように僕はドアを開けて外へと出る。
複雑な手振りで鍵を握り差し込む。
ギザギザに進む鍵穴の感触がまるで僕の気持ちを物語っている。
それに上手い具合にカチカチはまっていく。横に回して施錠。
今日は雨も降っていない。
こんな日にはちょうどいい。
逃げずに外に出た事をまず褒める。
行ったら行ったでもしかしたら予想通り苦しい時間が続くのかもしれない。
それでも今日もそれに耐えた。若しくは自分なりに考え行動した。
そして今日も少し温まった手で鍵を握り、軽めにキルキルと鍵穴にそれを通し、家に入る。
今日もよく頑張りました。お疲れ様でした。