旅 ・ 懐かしいもの探しetc

 旅行はあまり有名ではないところをメインに身勝手な感覚で記述し、武漢ウイルス以降はグチばかり・・・

大震災で原発事故被害の街、N町・F町・MS市・S市

2017年07月31日 | 観光地ではない旅行
遠くから… 仮設住宅を撮らせていただきました。
その他の被災地の写真撮影は控えさせていただきました

友人が住む美しい町でしたが… 久し振りに訪れてみたら

真新しい道路に銀行、ホテルの林立。
簡易建物のホテルや宿泊所は復興作業や除染作業員の簡易宿泊所になっているのでしょうか?
ホテルの駐車場に停まっている車は、ライトバンやトラックばかり…

放射線の規制が掛かっていて、二輪車や歩行者は通行禁止。
通行する自動車は、北海道や青森、茨城ナンバーのトラックばかり…

何もない場所なのに派手なパチンコ屋、いかがわしいラブホテル。
これは高額な給与で働く遠方からの出稼ぎ作業員目当てのものと聞きました。

立ち入り禁止区域に繋がる道は全てバリケードに複数のガードマンが配置されていました。
1ケ所2~4名の配置なので全部の道路を考えると1日に数百人のガードマンが必要で、1人の警備員の日当が約18000円とすると1ケ月200.000.000円以上を要します。

私の知人にも3ケ月契約で除染作業に携わっている人がいますが給与はビックリするほど貰えるが3ケ月は自宅に帰らずにホテルと現場の往復で、楽しみはパチンコと風俗だけだと述懐してくれました。

真新しい道路施設は粗雑な造作で、路面標示の白線も新しいのにかかわらず 既に消えかかっています。
【白線引きは10m2万円とも聞いています、10km両側だと約4000万円ですからもっと長い距離や文字を入れたりすると、確りした塗装とそうでない塗装とでは倍の手間が掛かります。】

仮に、施工業者が 『手抜き工事』 をしても 得をする人はいても損をする人は納税者以外にはいませんから監督部門の自治体や行政の担当者はやかましいことは業者に言いません。
【別の震災被災地を管轄する自治体の役所の職員が 『僅かな寄付なんか面倒なのでいらないのに恩着せがましく持って来るヤツがいるんで困ります』 という泣き言を直接聞いて驚愕したことがあります。】

小さな交差点にも 『電光サイン掲示板』 が付いていましたが、住民が避難していて、交通量が極端に少ない交差点にまで 「これ、本当に必要?」
 
昔からこの町に住む友人の話では
「元々儲かっていない店を廃業しようとしていたら震災があって巨額な賠償金が入った」
そのほかにも大型店舗が閉店して巨額賠償を得られた。車のディーラーでは、被災した車は賠償してもらえるので高級車ばかりが売れる。

「ごく一部の住民の行動や全国から被災地にやって来る復興資金目当ての企業が地元に仮事務所を建てて、地元企業として杜撰な工事で大金を稼いでいるから 被災地の本当に酷い目に遭っている人を二重に苦しめているのじゃないか」
という言葉に改めて実態を知らされた思いがしました。

復興特別所得税について
東日本大震災の復興のための税金となっているのが『復興特別所得税』です。
現状は、平成49年まで課税される予定となっております。
少しでも早く復興してもらうためには、仕方がない税金でしょう。
復興のために国民が税金を負担しているので、国にもそのお金を大切に使って頂きたいです。

※国税局HPから引用
平成23年12月2日に東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保のため、 「復興特別所得税」 及び 「復興特別法人税」 を創設

個人の方で、所得税を納める義務のある方は、復興特別所得税も併せて納めなければなりません

個人の方は、平成25年から平成49年までの支払う必要があります。給与所得者の方は、平成25年1月1日以降に支払を受ける給与等から復興特別所得税が源泉徴収されることとなります。

復興特別所得税額は次の算式で求めます。
復興特別所得税額 = 基準所得税額 × 2.1%


国が本気になって被災地住民のために大事な予算を投入し、国民皆が 「特別に税負担」 をしながら日本再生のために頑張っているのに 人の不幸を奇貨として利益を得ようとする行為や手を抜いて稼ごうとする行為は感心できません ((+_+))
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 青森県 青森市 ・ 出町温泉 | トップ | みちのく北方漁船博物館⇒北の... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
びよ!さんこんにちは (ブログ管理者)
2017-08-06 21:25:06
『日本のサイレントピープル』 について

『この国の行く末や次世代の事を思うと、明るい気持ちになれませんね』
というご心配をされるのは共感致します。

 ただ、日本国中をブラブラと貧乏人丸出しで周っていますと地方には 『こんな善い人が存在するものなのか』 という方に頻繁にお会いします。

 救いは、こういった自己主張もしないし、間違ったこともしない勤労者という日本人の大多数を占めるであろう 『善良な人々』 の存在であろうと思えます。
返信する
いつも (びよ!)
2017-08-06 06:30:16
観光中心の記事の中にも垣間見える社会的な視点が一気に吹き出した感じですねw
復興特別税や国民皆保険医療制度、生活保護等、税に依存する各システムは国民生活の理想を目指したものなのに、これに群がる自分の利益だけを追求する人々が、これらの制度を破綻に導いているように見えます。
税の使い道に細かく目を配れ、と言ってもそれをすべき政治家や公務員も税で養われ手を抜いても直接的には自分の懐が痛まない、という…。
この国の行く末や次世代の事を思うと、明るい気持ちになれませんね。
今の若い人達が結婚や家庭生活に夢を持たなくなる気持ちが良く分かります。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

観光地ではない旅行」カテゴリの最新記事