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結城紬の故郷・茨城県結城市に行ってきました

2013年07月27日 | 観光地ではない旅行
1.000万円の結城紬

蔵の街(国内第3位の蔵の街。茨城県結城市)の市役所

市庁舎玄関には


玄関ホール

平成22年に結城紬がユネスコ無形文化遺産に登録になったそうです


市役所の中



通路の天井やトイレの入り口は曲線でとても穏やかな雰囲気

すれ違う市の職員の方や住民の方も自然に挨拶をしていただけました

案内書の一部 やっぱり蔵の街ですね~

 

市役所駐車場


住民に優しいこんな表示が出てました。特に用件がなくても入り易いですね。


結城紬の奥順さん 『つむぎの館』





結城紬は、紀元前86年に発祥して奈良正倉院にも保存されている。
奈良時代に常陸の国から朝廷に上納され、鎌倉時代から諸国名産のひとつとして取上げられている織物。昭和31年に国の重要無形文化財、同52年に伝統工芸品、平成22年にユネスコ無形文化遺産登録。
 丈夫で、艶やかで、暖かくて、涼しい、使うほど風合いが良くなるという特徴があるそうです。




古民家を使った 陳列館(側面)

館内の一部


結城紬の反物がたくさんありました

値段を見てびっくり 左から 24万、46万、62万円でした。

こちらは 152万円、240万円です。勿論、一反の値段ですから画像にあるだけでも数千万円!

結城の結城紬であるとの証




高機と地機では品物が異なるそうです(地機の方が高価だったと記憶しています)

上が地機の証(右端の証書に記載されています) 下は高機の証





こちらの木台に乗っていたのは1.000万円。中には5.000万円というのも・・・
仕立て屋さんも結城紬と聞くと怖がって保険に入ってから仕立てるそうです。
※結城紬の歴史や工程、美しさと本物の良さ。親から子、子から孫と引き継いでいける丈夫さと使えば使うほど風合いが良くなることを考えれば高くはないのかも知れません。

奥順(株)さんは明治創業の結城紬製造卸問屋で文化財登録建物が五つも現存しており社屋やカフェとして活かしていました。

店構え




こちらは本店向かいの カフェ『壱の蔵』

店もカフェも明治時代からの建物だそうで驚きました。

たまたま 居合わせた こちらの方から色々説明して戴けました

社屋にしている この建物も明治時代から使用しているとか








あの有名なテレビドラマの舞台にもなったそうです


気さくに 色々お話をしてくださったこの方、実は・・

『つむぎの館』の中にある唯一の有料施設(200円)である『資料館・手緒里』の館長ということでした

が、館長は兼職で

奥順さんの当主で社長さんでした \(◎o◎)/!
※奥澤さんの人柄の影響かどうか、従業員の方も結城紬の知識豊かで、皆さん親切・ハキハキとして、伝統ある自分の仕事に誇りを持っている感じを受けました。

 明治から現在までには、政治の変化や災害・景気状況などの困難な時もあったでしょうがそれを乗り越えて綿々と続く老舗にはそれなりの信念や社風があるのでしょうね。
 歴史・伝統・町並み・人柄。素晴らしい街(市)でした、ありがとう御座いました。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あほうどり)
2013-08-15 21:54:17
こんばん!
結城紬のすばらしさを堪能されましたか?
返信する
あほうどりさんこんにちは (山すずめ)
2013-08-16 09:25:45
 結城紬は名前だけ知ってはいたもののこんなに素晴らしい伝統と技術で造られていたことは知りませんでした。
 いつか結城紬の着物が着られるようになってみたいと思います
返信する

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