ー 露地栽培ー
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数日前、霜で真っ白になったと思ったら今日は雪。
こんな非情な扱いをされているイチゴは近くには見当たらない。イチゴの方も強情でなかなか「まいった」とは言わない。こうやって、もう5年も実をつけ続けている。
ところで、久しぶりに新書の中で「下水油」ということばを目にした。何年か前、ある経済紙で見た時は確か「地溝油」だったと思う。呼び名はともかくこれは中国で使われている料理用の油で、採取する時はマンホールの蓋を開け、ひしゃくを突っ込んで下水に混じっている油を汲む。中国の屋台で使われている油はほぼすべて下水油だという。(「中国「猛毒食品」に殺される」 奥窪優木 扶桑社新書)。
金儲けが先に立ち、衛生意識がこんな風だから、日本に輸出される野菜や肉も推して知るべし。ソバ、鶏肉、タマネギ、長ネギ、ニンニク、なんでもそれらしい形さえしていれば、日本の検疫など簡単にくぐりぬけて、スーパーの棚に並んでいるに違いない。
これは下司の勘ぐりかと思っていたら、ある現役の検疫官も中国産の食品は絶対に買わないと言ったらしい(同)。
国産の方はどうか。
道の駅で野菜を売っているおばさんによると、農家が野菜を持ち込む時は農薬散布の回数を書いた紙をつけることになっているという。
この点、当菜園の野菜は農薬はもちろんビニールさえかけてもらえない。菜園の主人は農薬で虫を追い払ったり、ビニールをかけて冬でもあったかくしたり、とにかくやさしくすると野菜は弱くなる。そんなものを食べても体の中でロクな働きはしないと考えている。家で甘やかされた子どもが会社で使い物にならないのと同じ理屈である。
今や二人に一人がガンにかかるご時世だという。これも野菜を甘やかした結果、野菜が本来の栄養分をつくることができず、ガンがはびこったというのは通らない理屈だろうか。