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田舎ぐらし(136)

ー 自然大好き ー

 

  自然なもの、昔からあるものが好きである。
だから、家のまわりにトタンやブリキ、プラスチックで出来たものはなるべく置きたくない。
 日除けは広葉樹の枝。鍬をしまっておく小屋は木製。3年に一度、ペンキを塗る手間がかかるが、見た目の柔らかさは捨てがたい。
 
 菜園ではマルチは使わない。多くの農家が畝をマルチで覆って穴を開け、種をまく。雑草が生えなくなったり、保温ができるという効能があるのだろうが、畑の土の色と野菜の緑、マルチの黒が合わない。絵にならない。

 子どもの頃、マルチなど使っている家はなかった。脳裡にある畑が本当の畑で今そこらで見る畑は “ 畑もどき ” だと格付けしている。
 所詮年寄りの郷愁と片づけられるかもしれないが、幸い自分の菜園である。勝手に使える。

 見た目にばかりに拘泥しているわけではない。少しは中身も考えている。人間の子どもと同じで、蝶よ花よと過保護に育てられた野菜は栄養価も低く、ひ弱だと思う。

 それと、過保護でない方が味もよいのかもしれない。というのは、野菜を送ってやっている千葉の御婦人はいつも「おいしい、おいしい。」と言ってくれるし、近くに住んでいる自分の娘にも分けてやってる。
 それが、これからは自分の所ではなく娘の方に送ってほしいと言ってきた。これからはご婦人がもらいに行くのだという。出かける口実にしたいにちがいない。

 

 

 



 

 
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