ニューヨークチーズケーキ

今はgleeのまゆげ王子×お洒落くん・ばっとまん蝙蝠×夜鳥中心。更新は寝ているカメ並。

突撃!ロビンの実家!前編

2011-01-08 | ザ・バットマン&TT(ディック!!)
バットロビって本当にいいよね、バットロビはエデンの極みだよ☆
ロビン誕生アメコミのワイルドなバットマンを見るだけできっと可愛い駒鳥ちゃんをGETできて嬉しすぎるんだろうなぁとか妄想してるんだろうなぁとか妄想してます。反省はしてません。
字が読めないぶん自由に読めるネ!



と、いいつつすれちがいバット親子。あ、でも今バットマンとロビンは本当に親子なんだよね。一晩の過ちからの親子。
すれちがいバットマン&ロビン、なのにTTな感じです。 




「実は…2日、休暇が欲しいんだ…。」
ロビンが珍しくおずおずと言う。四人は目を丸くした。そういえば最近のロビンはどこかがおかしかった。まず極力自分から電話に出ないようにしていた。しかし日に日にロビンを訪ねる電話が多くなった。年配の礼儀正しい男性からの電話で丁寧にロビンのことを聞くもロビンじゃないと伝えると毎回またかけるときってしまう。
そして、やっと嫌がるロビンに電話を取らせたら、先の言葉を言ったのだ。
「大丈夫だろ、2日ぐらいまかせろよ!」
「あと…嫌じゃなかったら…いや、嫌ならいいし…うん、いいや…」
「?どうしたの言いなよ~」
「…だれかひとりでいいんだけど…」


「ボクの実家に一緒に来てくれないかな…?」
「「「「いく!!!」」」」


突撃!ロビンの実家!前編


「…ロビンの髪が立っていません…それにその服…」
スター含めタイタンズメンバーはまた目を丸くしていた。そう、今日のロビンはマスクはしているものの、何時も時間をかけてたたせている髪を綺麗に寝かせ、しかも白いYシャツに黒い短パンとゆう普通過ぎる服装なのだ。
「…服装にうるさい家でね…。」
T-カーに窮屈そうにおさまったロビンが呟いた。
「とゆうか、ひとりでいいって言ったじゃないか…なんでみんないるんだ…」
「だってさ!」
四人―レイブンすらも―は目を輝かせた。
「ロビンの実家ってことはバットマンさんに会えるんだよね!」
「それにロビンのお父様に挨拶したいです!」
「…タイタンズイーストにも応援を頼んどいたし。」
「息子さんを下さいってな!!」
皆の輝く視線を浴びてまたロビンは小さくなった。
「…ボクは全然行きたくないけどな…。」
T-カーはそんなロビンを乗せてゴッサムシティーへと入って行った。


「こんにちは―!」
ビーストボーイの挨拶は厳存な門に消えて行った。近代的な街の中にそびえたつレンガ作りの家はまるで城のようだ。
ロビンが重い足取りで門についた小さなチャイムを鳴らした。小さな声で機械と話すと備え付けのスピーカーから電話の時と同じ声が聞こえる。
『お待ちしておりました。どうぞ、中へ。』
門が自動で開く。
「…門が壊れてれば良かった。」
「…すごい家ね…」
「ロビンってばボンボンだな~!」
ロビンは不機嫌な顔でコメントを一蹴すると門の中へと歩き出した。


突撃!ロビンの実家は始めから難航していた。
「なぁ、何メートルあるんだ…」
「さぁ…?よく知らない。」
門を入って20分、ロビンの返事はうわの空だ。
「毎日運動になっていいことね…。」
「後どのぐらいですかね…?」
ついレイブンとスターが浮き出す。
「もうすぐかな…ぶっ!」
ロビンは柱にぶつかった。考えごとをして返事をしたら玄関についていたのだ。
「っ~」
「大丈夫ですか?あっ!!」
へたれこんだロビン以外のタイタンズがふっと飛んだ黒い物に反応した。ビームとレーザーとサイコキネッシスがそれを追いかけ、派手な音をさせて玄関の一部を崩す。方羽に命中し、フラフラとしたそれをビーストボーイが返信した犬が空中くわえキャッチをした。
それと同時に執事のよう男性が玄関が開けた。

「よくお帰りになりました。」
「こっちは嫌だったけどね。ブ―」
ちらりとタイタンズの方を見てロビンは一様面倒くさそうに言い直した。
「バットマンは…どこ?」



「いらっしゃい。いつもディックが世話になっているね。」
そう言ってバットマン、もといロビンの父、ブルースはみなと同じテーブルについた。
「お帰り、ディック…なんで家でまでマスクをしてるんだ…」
「…ブルース、そのディックってゆうのは止めてくれないかな…カッコは前の通りに来たんだ。マスクぐらいはいいだろ?」
「ディック、私はなんて言ったか覚えていたのか?」
「…覚えてるよ。」
ロビンの今までに見たことのないほどおずおずとした様子と大先輩にあたるバットマンを前に四人は身を固くしていた。
「いいや、私は友人を連れて来いと言っただろう。」
「言われた通りにきちんと連れてきたじゃないか。…それに彼らに失礼だよ。」
「…そうゆうことじゃない。彼らはチームメイトでもあるだろう。ヒーロー以外の友人もいるだろう。」
「残念ながらいないね。」
「…お前にはヒーローのなりかたより友達の作り方を教えるべきだったな…。」
「…。」
空気が重くなる。詰まったような空間でスターが声を上げた。
「あ、あの!ロビンのお父様はお若いんですね!それに素敵な黒髪がロビンとソックリ―」
同意を求め仲間を見る。皆、その顔は氷ついていた。
ロビンがなんでもないように言う。
「ボクとブルースは血が繋がってない。孤児だったボクをブルースが拾ったんだ。」
スターにもようやくワケが解る。
「…ごめんなさい…私…!」
「ディ―ロビン、そんな言い方しなくてもいいだろう。」
「…本当のことじゃないか。」
ロビンは頑なにバットマンの方を見ようとしない。平行線の会話に痺れを切らしたのかバットマンは本題へと入いろうとした。
「ロビン…そっちの生活はどうだ?」
「良いよ。夜中にふらふらしない分今のほうが健康なほどさ。」
「…なぁ、ロビン…」


「こっちに…戻ってきてくれないか?」


「こっちに帰ってきて普通の学生に戻るんだ。そして学校に通って十代らしいことをするんだ。大学に通ってゆくゆくはわが社の社長に―」
「ふざけないでくれ!急にコンビを解散したら次は戻ってただの学生になれって?そんな風に父親かぜ吹かないでくれ!!」
「とにかく…お前にはこの家に帰ってきてもらう。父親かぜが嫌ならこれは命令だ。」

ロビンは最後の一言で黙りこんでしまった。
話はそれだけとばかりにバットマンが席を立つ。タイタンズはどうすることも出来ずただ座っていた。