トランプ氏、中国との断交示唆 習氏と対話望まず
AFPBB News 2020/05/25 03:50
© Brendan Smialowski / AFP 大阪で行われた20か国・地域(G20)首脳会議に出席した米国のドナルド・トランプ大統領(左)と中国の習近平国家主席(2019年6月29日撮影)。
【AFP=時事】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)への中国の対応を批判する姿勢を一段と強め、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席との対話はもはや望んでいないとし、中国との国交断絶の可能性にも言及した。
米中は、新型ウイルスの起源をめぐり非難の応酬を繰り広げており、両国間の緊張が高まっている。中国・武漢(Wuhan)で昨年12月に発生した新型ウイルス感染症について、トランプ氏は「中国から来た疫病」と称している。
トランプ氏は、ビジネスニュース専門局FOXビジネス(Fox Business)に対し「私は(習氏と)非常に良い関係にあるが、今は話したいとは思わない」と言明。「中国には非常に失望している。今はそう断言できる」と語った。
米国がどのような報復措置を取る可能性があるのかと問われると、トランプ氏は具体的な方法には言及しなかったものの、語調を強め「できることは多い。いろいろなことができる。すべての関係を断ち切ることもできる」と表明。「そうしたらどうなるか?」と問い掛け、「すべての関係を断ち切ると、5000億ドル(約54兆円)を節約することになる」と述べた。