https://snjpn.net/archives/175005
今回のメディア選別に関して、朝日新聞の社会部記者は次のように話す。
「ゴーン被告は特捜の取材にどっぷり浸かっているような社は排除したということでしょう。テレビ東京も、ポストもいわゆる番記者を配置してゴリゴリ取材をするスタイルではありません。つまり『特捜の味方』のような記者は会見場に入れなかったということです。会見を見ていても、ずっと勾留のあり方に関する愚痴ばかりでしたし、検察をよっぽど憎んでいるんでしょう。警察取材、特捜取材に力を入れて取り組んでいる読売や産経の記者らは怒り心頭だったみたいです。ただ、うちも森友学園問題などでは特捜に食い込んでやっていたので、まったくノータッチというわけではありません。正直、なぜ選ばれたのかよくわかりません」
■ 日本メディアは「フェイクニュース」
会見から排除された共同通信は8日、『ゴーン被告、日本記者の大半排除 メディア選別「PRの場」』と題して記事を配信。
記事では共同通信を含む多くの日本メディアが招待されず参加できなかったと説明。
「記者会見はゴーン被告が雇ったフランスのPR会社が取り仕切った。
会見について『ゴーン氏が知り合いの記者らを招く懇親会的な位置付けだ』と説明した。
ゴーン被告の長年の友人でテレビ司会者のリカルド・カラム氏によると、日本メディアの多くは『フェイクニュース』だとして排除されたという」と痛烈に批判した。