>>FF式石油暖房機によって、福島県のペンションで宿泊していた親子をはじめ、長野県茅野市の個人宅、長野市の美容室、上田市の個人宅でCO中毒による死者、患者が相次いで発生した。
>>1.CO濃度ガスの発生
2次エアホース(バーナーへの給気ホース)がオゾンや熱などによる劣化から亀裂が生じ孔に発展。孔の成長で2次空気の供給不足、不完全燃焼でCOが発生。2次エアホース内の送風圧力が低下し、COの逆流が発生。さらに給排気筒の閉塞など、CO濃度の増加や逆流を助長させた
2.2次エアホースの劣化
・2次エアホースの材質が、オゾン等に劣化しやすいNBR(アクリロニトリル・ブタジエンゴム)であった。
・2次エアホースは、1次エアホースと燃焼室の間をつなぐため、S形の形状をしており、取付時ねじれた状態に取り付けられる可能性があり、湾曲部のホース表面に応力が残留する状態になった
・また、2次エアホースは、燃焼筒下部に位置しているので燃焼により発生する熱の影響を受ける状態であった。
>>松下電器は、テレビ放映4万2千本、チラシ6億9千万枚を配布、回収を呼びかけたが、2007年5月末現在で回収率は70%余りにとどまっている。その費用は249億円に上っている。
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