羽幌の宿で一泊した我々は、翌朝、いよいよ羽幌炭鉱を目指しました。
ちなみに羽幌町郷土資料館では「羽幌炭鉱探訪MAP」を配布していて、これが炭鉱跡巡りにすごく役立ちます!
羽幌町観光協会のサイトでは、PDF版もダウンロードできるので、ぜひご活用ください。
羽幌町観光協会
町を後にした我々は「羽幌炭鉱探訪MAP」に従って、オロロンラインを北上し、やがて右折して築別へと向かいました。
この際、地図を見ていても周りに目印がないので「このまま進んでいていいんだろうか?」と不安になったりしますが。
しばらくすると地図通りに第一橋梁が見えてきて、橋をいくつか渡ると廃校も姿を見せます。
たぶん、地図がなかったら不安になっただろうな~、本当に助かりました。
廃校の先のT字路を左折して、まずは築別炭鉱跡へ。
道なりに進んでいったところで、地図には脇道があって、そこから太陽小学校に行けるとあります。
「どこに脇道?」と探していたら、確かに藪に埋もれるようにして、でもきちんとした道路がありました!
これも「羽幌炭鉱探訪MAP」が無かったら、たぶん見つけられずに通り過ぎていたと思います。大活躍!
まずは太陽小学校に到着。
今となってはこんな山奥に、3階建てのこんな大きな小学校があったとは!
しかも、干上がったプールにグラウンドの遊具施設と、かなりの敷地を誇っていました。
(余談ながら、羽幌町にある学校の校舎ってピンク色がかってるものが多かったんですが、何か意味があるんでしょうか?)
そして校舎から右手へ回り込むと、珍しい円形の体育館が姿を現します。
ドアの窓ガラスは割れていたので、その隙間から体育館の中へ入れました。
中に入ると、ドーム状の天井に円形のコート。学校の体育館にしては、何とも珍しい光景でした。
体育館から渡り廊下を伝って校舎へ行けそうでしたが、日の光も入らないほどに真っ暗で、渡り廊下の床板が腐っているのかグニョグニョした感触。
これより先には進めないな、と我々は校舎の探索を断念しました。
体育館を出たあたりから、大人の指ほどもあるハチやアブやブヨが大量に集ってきました。
(苫前の郷土資料館では、アブの大量発生に注意と警告が出ているほど)
特に熱源に反応するのか、クルマにはバチンバチン音がするほどぶつかってきます。
虫除けはしていたんですが、それでもこの猛攻には耐えきれず、我々は以降クルマを降りての探索を断念。
車内から写真を撮ることだけにしました。
う~ん、一泊かけて羽幌まで来たのに、これは何とも残念。
というわけで、以後は車内から撮った写真を駆け足で見ていきます。
太陽小学校を後にして、本道に戻ってすぐに見えてくるホッパー。
道路に面しているんで探索したかったんですが、昆虫軍団が怖くて車外に出られませんでした。
築別炭鉱へ向かう道の突き当たりにあった炭鉱鉄道病院。
ここ築別炭鉱跡を特に印象づけている炭鉱アパート。
アパート群が見られるらしいのですが、我々はこの一棟しか確認できず。
築別炭鉱を後にして羽幌本坑へ。
道路沿いにホッパーが見えました。
ホッパーの奥に、道路からわずかに見えるのが運搬立坑。
昆虫軍団がいなくても、この藪を漕いであそこまでたどり着くのは、なかなか至難そう。
道なりに進んでいくと、カーナビに「廃坑」とありました。
カーナビでこんなの見るのはじめて。
辺りを見回すと、確かに羽幌本鉱の坑口がありました。
羽幌の町へ着く直前、羽幌中央小学校を発見。
地図にはないので、現役の学校かと思ってたんですが。
どうやら、これも廃校のようでした。
というわけで、今回の羽幌炭鉱の探索は車内から外観を眺めるだけ、というなんとも残念な結果に。
今年はクマの活動も活発らしいので、山の中に入らなかったのは正解だったかもしれません。
今回はロケハンに来ただけ、とでも割り切っておきましょうか。
次は、沿岸タクシーのガイドツアーで行ってみようかな?
そんな感じで「北のにしん屋さん」の海鮮丼を味わいながら、反省会をしていました。
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