つながる思考、つながらない記憶

　外出のついでに仕事に関係する本を探そうと、とりあえずブックオフにいってみた。
　いろいろ本を見て回っているうちに、鎌田慧の文庫本が目に付いた。
　そういえば同氏の著作『ドキュメント屠場』が、いっつもAmazonのオススメに出てくるな～、でも、いい機会だから古本で買ってみようかい、と思ったけど……見あたらない。
　たしか、表紙イメージは新書だったから、新書のコーナーにあるのかなと思ったけど。
　新書のコーナーは出版社別に並んでるけど、作家別には分かれてない。おかげで、どの新書だったか思い出せず、結局、『ドキュメント屠場』は見つけられなかった。
“鎌田”を探している最中に、唐沢寿明を見つけてしまい、そこから唐十郎の『佐川君からの手紙』が連想された。
　たぶん、イタリアの首相の発言をニュースで見たから、そこら辺から連想されたんだと思うけど。
　んで、この本も探してみたけど、結局、見つからなかった。
　いろいろ書棚を見て回って感じたことは、こんなに実物の書棚を見て回ったのは久しぶりだな、ってこと。
　Amazonなら著者名で検索すれば、二冊ともすぐに見つかるからな。
　店員に尋ねようかと思ったけど、なんとなくそれも躊躇われて結局、なにも買わずにブックオフをあとにした。