フォトアルバム【浅野炭坑(101030)】
沼田町の山奥、沼田ダム建築とともにホロピリ湖の底に沈んだ、浅野地区にあった炭坑跡です。
浅野地区は町も炭坑もほとんどが湖の底ですが、わずかに湖岸に遺構が残っています。
その遺構の巨大さと、ほとんど人間の手が入っていない放置っぷりにただただ圧倒されました。
ちなみに、ここからさらに山奥に昭和炭坑跡もあるのですが、林道が通行不可だったため今回は断念しました。
沼田ダムより下、幌新ダム付近に温泉がありました。
幌新温泉の側には、往時の昭和炭坑鉄道を走っていた機関車が置いてあります。
機関車を収めている車庫は当時のものを復元したもの。
当時、ここを走っていたクラウス15型蒸気機関車。
炭鉱資料館兼ほたる学習館。
行ったときはカメムシ大発生でカメムシ館になってました。
なお、これより先、トイレはホロピリ湖記念公園のものしかありませんので、ご注意を。
炭鉱史料館にて、当時、昭和炭坑で採掘されていた石炭。
沼田町では、かつての炭鉱街の記録を公開しています。
沼田ダムにあるホロピリ湖記念公園。ホロピリ湖記念公園の展望台あったモニュメント。
ここから湖を見渡せますが、炭鉱の遺構は見えませんでした。
ホロピリ湖から山の奥へ進んだところで発見しました。
ネットなどを調べると、どうやら太刀別炭鉱のホッパ跡のようです。
ホッパ跡は解体されたわけではないようですが、かなり崩れていました。
ホロピリ湖の道を挟んだ反対側、小さな川にかかっていたすでに使われていない古い橋。
橋の先には右カーブの標識が。
しかし道はすでに無く、カーブの先は道道の土手に行き当たるだけでした。
橋の先にはレンガ造りのくぼみがいくつもありました。何の跡?
コケとレンガのコントラスト。
水道の跡?
ネットで調べると、この辺りにも遺構があるようです。
ぐんにゃり曲がって伸びる木。
橋の橋脚の一部だと思われます。
今は上に何もありませんが。
先ほど渡った古い橋を下から眺めます。
レトロな感じの瓶。
ホロピリ湖の中間あたりに浅野炭坑の遺構群があります。
巨大な遺構群を前に大興奮!
そのままの状態で遺棄され、さらに荒らされていないため、見事な佇まいをまだ残していました
屋根も壁もなくなり、すっかり自然と同化しています。
ホロピリ湖から姿を覗かせるホッパー。
湖の水位によっては、土台付近まで見られるらしいです。
天井は抜けたというより撤去されたっぽいのですが、ホントのところはどうなんでしょう?
施設の一部が崩落したらしく、ホッパーに向かってもたれかかっていました。
ちなみに、この向こうは湖で落ちたら終わりです。
額縁みたいでちょっとかわいい。
幾何学的に並ぶコンクリート群。
近付くことができるためか、これまで見てきた炭鉱施設に比べて、よりいっそう大きく感じられたという印象が強いです
写真じゃわかりづらいですが、100メートル近くこれが続いています。
コンクリートばかりの遺構に、こんな木板が残されています。
堆砂横断基準点を、この近辺でいくつか見つけました。
で、これはいったい?
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