ゆうばり国際ファンタスティック映画祭(ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭)を主導していた中田鉄治市長(当時)。
中田氏は映画好きを公言しており、雑誌などでもその映画好きのエピソードを披露しています。
『キネマ旬報』1989年5月上旬号には、編集長による中田市長へのインタビュー記事が掲載されました。ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭の開催することを発表した後のインタビューと思われます。
田中鉄治はご愛敬ということで
本インタビューでは「“ふるさと創生” の一億円は、イベントに使いたいと思います」と、この時代を特徴付けるようなワードが使われています。
ほかにも、武勇伝的に盛った話なのかどうかわからないのですが……なかなかなお話を披露されています。
ここで興味深いのが、1964(昭和39)年5月から夕張市民会館を映画館としてスタートさせた件について語っているところ。
後に、中田氏が市長になってからも日本唯一の市営映画館として続いていきます。
「赤字が出ようが、入った金は、市に全額入る。掛かる費用は全部市の経費。全国にも無いでしょう、採算度外視の映画館なんて」
これは市長のリップサービス――盛った話であって、本心から語った言葉ではないと思いたいのですが……はからずも、この発想がすべてを物語っていました……。
なお現在、夕張市民会館は閉鎖されています。
夕張市民会館は1990年2月の第1回 ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭のときからメイン解除として使われていました。
こちらは、そのときのパンフレットより。
映像作品にも出演
映画好きの中田氏らしく、夕張市が舞台となる『ユーパロ谷のドンベーズ』にカメオ出演していました。
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