近代建築撮影日記

日本全国の近代建築を
大判カメラ、一眼レフ、デジカメなどで
撮影した写真で紹介していきます

大判カメラEBONY SW45購入~水海道の近代建築試写~

2008-12-14 01:57:19 | カメラ
究極の建築撮影カメラ、EBONY SW45 を中古で購入しました。レンズは、Nikkor SW 75mm F4.5、Nikkor SW 90mm F8、Nikkor W 150mm F5.6の3本。
Nikon F2とPC Nikkorを愛用していますので、Nikkorで揃えました。

SW45は4x5インチのシートフイルムを使う大判カメラです。レンズの焦点距離を35mm判に換算すると、21、25、43mmと同じ画角になります。

カメラもレンズも100%アナログですよ!自動で出来ることが何一つとしてない。戦前からほとんど変わっていないんです。

90mmレンズとフード代わりにハレ切りをつけたSW45

撮影カメラ;PENTAX KX・SMCタクマー28mm F3.5

このカメラの重量は1500gで、シノゴでは最も軽い部類になります。レンズも案外軽く200~400g程度で、一眼レフとあまり変わらない重量でシステムを組めます。手持ち撮影が無理なので、三脚分の重量(カーボン製で1770g)は純増となりますが、持ち歩くには苦にならない程度です。

6x9フイルムバックをつけたSW45

撮影カメラ;RICOH GR Digital II

大は小を兼ねるという言葉とおり6x9cmのフイルムバックをつけると中判カメラとしても使えます。そうすると、35mm判に換算して32、37、65mmの3本のレンズを持っているのと同じ画角になります。どうしても21mmの画角が欲しい時だけ4x5インチで、普段は6x9cmで撮影するのが良いのでは、と思います。

Mamiyaのクイックシュー

撮影カメラ;RICOH GR Digital II

このカメラのもうひとつの利点は、Mamiya製のクイックシューを使用すると三脚への取り付けがワンタッチになるということです。もしかしたら、前オーナーの特注なのかもしれませんが、重宝します。

以下、茨城県水海道の近代建築で試写しました。
6x9ロールフイルムホルダー使用、フイルムはILFORD DELTA 100、2008.12.7撮影です。

旧水海道町役場 その1

使用レンズ;Nikkor SW 90mm F8
アオリはライズ+シフト

旧水海道町役場 その2

使用レンズ;Nikkor W 150mm F5.6
アオリはライズのみ

旧水海道町役場 その3

使用レンズ;Nikkor W 150mm F5.6
アオリはライズ+スイング。スイングで壁面の奥~手前の全てにピントを合わせています。

旧水海道町役場 その4

使用レンズ;Nikkor W 150mm F5.6
アオリはライズのみ

旧報徳銀行

使用レンズ;Nokkor SW 90mm F8
アオリはライズのみ

五木宗レンガ蔵

使用レンズ;Nokkor SW 90mm F8
アオリはライズのみ

シノゴカメラで6x9cm判の撮影をすると、画面の中心のみを使うことになるので、周辺がぼんやりしたり、光量が落ちたりしないので美しく仕上がります。

参考までに・・
Nikon F2・PC Nikkor 35mm F2.8で撮影した
旧報徳銀行(2007.9.8撮影)

上の写真のようにPC Nikkorの縦位置撮影でライズすると、上の方の画質がかなり落ちます。比べると大判のクオリティが大幅に良いと分かります。

これからは、EBONYで少しづつ近代建築写真を撮り貯めて行こうと思います。

※画像をクリックすると、大きい画像でご覧いただけます。





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