長野県生まれの詩人
9才の時、赤痢にかかり、その高熱によって脳性マヒをおこし、やがて目と耳の機能以外の全てを失った。
話す事も、書く事も出来なくなったが、母親が、何とか彼と意志の疎通をしょうと、50音順で指した所、目の動きで応答した。
12才の時、町の教会の宮尾牧師が訪れ、聖書を置いて行った。それを母親に頁をめくってもらい、
丹念に読んだ源三は、やがてクリスチャンになる。
18才の時から詩作を開始し、多くの詩を作り上げた。その詩風は神への喜びを表す純粋な詩であった。その後、彼の詩は、榎本保郎牧師らの尽力で
詩集として出版された。又、歌手、胡美芳らの尽力により、讃美歌として、多くの教会に知られるようになった。その2篇が新聖歌に記載されている。
新聖歌334 『朝静かに』
1「朝静かに、この1日のみ恵みを祈りおれば、
我が心に溢れくる、主イエスにある、安らぎ」
2「朝静かに、霊の糧なるみ恵みを学びおれば
我が心に溢れくる、主イエスにある望み」
新聖歌292 『もしも私が苦しまなかったら』
1「もしも私が、苦しまなかったら、神様の愛を
知らなかった」
3「もしも、主イエスが苦しまなかったら
神様の愛は、現されなかった」
この歌を、Youtubeでも、聞く事が出来ます。