聖書と共に

祈りの達人 ジョージ・ミュラー

○ジョージ・ミュラー(1805~1898年)
彼は祈りの達人として、よく知られている人で
英国で孤児院を開設し2000名以上の孤児を、
ただ祈りだけで養育した人です。
彼は1886年に来日し、同志社大学などで講演
をしています。このミュラーに心を寄せていた
日本人が石井十次(1865~1914年)です。彼は
現、岡山大学医学部にいましたが、1888年
ある母親から男児を預かったのをきっかけに、
岡山孤児院を設立しミュラーと同様に、多く
の孤児を養育しました。石井十次も、祈りの
人でした。

E.M.バウンズの本「祈りの目的」にジョージ
・ミュラーの祈り方について記してありますので、ご紹介します。

「私のなすべき、最も必要な事は神のみことば
読み、これを黙想して慰められ、励まされ、
戒めを受け、叱責され、教えられる事だと解り
ました。この様に、神のみことばを黙想する事
により、私の心が主との経験的な交わりに入れ
られる事は極めて大切な事だと悟りました。

それで私は朝早く新約聖書を黙想する事に致し
ました。最初にした事は、みことばの上に祝福
を祈った後、一句一句から祝福を受ける様に、
これを探りながら黙想致しました。これは、
公けの働きの為ではなく、また黙想した事を
説教する為でもなく、私自身が霊魂の糧(かて)
を得る為でした。

その結果として、私は数分の後に、告白、感謝
とりなし、懇願など、決まった様に導かれまし
。こうして私は特別に祈ろうとしなくとも、
黙想から、すぐに祈りに導かれました。」

又、アンドリュー・マーレーも「キリストと
共に(祈りの学校)」でジョージ・ミュラーの文
を取り上げています。
「それから神は、神のみことばだけが、霊的な
判断をする基準であり、それは聖霊によって
のみ説明され得る事。私は、注解書や他の書物
を脇に置いて、単純に神のみことばを読み、
学びました
その結果、祈りと聖書の瞑想に没頭する為に
部屋に閉じ籠った最初の晩の数時間で、それま
数ヶ月かけて学んだ以上のものを学ぶ事が
できました。
とりわけ違った事は、その時、私の魂に本当の
が与えられた事です。」


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