教会を変える」から、ご紹介します。
ある朝の事です。起きたばかりの私が
こたつにあたって新聞を広げていると、
家内が、そっと来て、こう言ったのです。
「あの、新聞を読む前にする事があるん
じゃないでしょうか。」
家内は、神学校時代から祈りの人、特に
朝の祈りの人として評判でした。…
この一言は、ずしっと重く私の心に響き、
次の瞬間、「これは家内の言葉ではない、
主の言葉だ」と感じました。
そして、その翌日から私は、朝起きて、
まず新聞を読むのではなく、主の前に早天
の祈りをする様になりました。
その頃、住まいとは別の所に借家の会堂が
ありましたので、私は朝、そこで祈りをし
始めました。子供が小さかったので、家内
は自分の部屋で祈っていましたから、
私一人の早天祈祷会でした。…
そんな時、一人の求道者が来て、
「自分は非常にルーズな生活をしている
ので、きちっと時間を決めて教会に来て
祈りたい」と言うのです。それで私が一人
で祈っていると言うと、彼は、一緒に祈ら
せて下さい、という事で私はその兄弟と
二人の祈り会が始まりました。
そして、やがて、その祈り会に来られる方
が増えていき、教会全体の早天祈祷会と
なっていきました。
しかし、私のだらしなさが出ました。
何曜日と何曜日は祈祷会をし、日曜日は
礼拝があるから忙しい、月曜日はやっぱり
ちょっと休みたい、水曜日は夜の祈祷会が
あるから朝はいいか。…
結局、早天祈祷会をやる日が週に2、3日に
なってしまい、これじゃ、やる意味がない
かな… それで「ごちゃごちゃ考える事を
止めて、とにかく、やるならばやる。
「年中無休」と、主に迫られてから、もう
10数年たちますが、毎朝、早天祈祷会をし
、この事が教会の祈りの土台の大事な杭の
一つになっています。
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私は池田先生に、お会いした事が2回ほど
あります。現在は、ご高齢のため、ご子息
が後を継いでおられます。
有名な巡回伝道牧師、本田弘慈先生は
「早天祈祷会をしている教会は必ず伸びる
」と言っておられました。
現在、私が知っている範囲で早天祈祷会を
行っている教会は
「沼津シオン・キリスト教会」(荻野倍弘
牧師)です。youtubeで先生のメッセージ
が聞けます。
日本の教会で、早天祈祷会をしている教会
は少ないのです。