聖書と共に

信仰の動力(信仰の秘訣)

英国のパジェット・ウィルクスの著書に
「信仰の動力」があります。訳者は大江
邦治です。
一方、バックストンの弟子の竹田俊造は
この「信仰の動力」を「信仰の秘訣」と
して訳し、一冊の本として出版された。

「信仰の動力」は、全14章あるが「信仰の
秘訣」は全8章であり、原書から省いて
いる章は、8、9、10、11、12、13章。
現在、「信仰の秘訣」は竹田俊造著「信仰
の霊想」に組み込まれています。

今日は、この「信仰の秘訣」から抜粋し、
ご紹介します。

「神を信じなさい」  (マルコ11-22)
「あなた方は、はたして信仰があるか、
どうかを反省し、自分を吟味するがよい」
           (第2コリント13-5)

「神を信ぜよ」この聖句の英訳を直訳する
と、神を信じる信仰を持て、という意味で
る。これは驚くほど意味深い言葉である

1、信仰は奥義である。

 「潔い良心もって、信仰の奥義を保って
 いなければならない」 (第1テモテ3-9)

ジョン・ウェスレーは、この信仰について
「聖霊によって開かれた信仰、という
内心の眼」という言葉を用いたが、これは
静かではあるが、力ある奇蹟な事実を経験
した者だけが、良く理解できる。

実に聖霊によって示された、魂の内におけ
る神の奥義である。それゆえ、我らは神を
信じる真の信仰を与えられる為に、神に
祈り求める事が、いかに必要であろうか。

天国の、この奥義を把握する為に、似て非
なる知恵の力に頼らず、全き謙遜と、信頼
の精神をもって、神を待ち望まなければ
ならない。

我らは、上から頂くのでなければ、何一つ
受け取る事は出来ない。これは神の法則で
あって、神は熱心に、この法則に従われる
が、人はこの法則に服従する事を好まない

すなわち、へり下って神から受ける事を
好まず、自分の努力と研究によって、
尋ね出し、探しだそうとする。
 あるいは聖書を「探り」、
 あるいは注解書や参考書を読み
それによって、精密な神学的、光明を得、
神を発見する事が出来ると考えたがる。

しかし、その結果、疲れ果てて、ついに
失望する。

その時、初めて、神の愛と憐れみを知る事
は、聖霊によって示された様に、その信仰
の奥義によるものであると、いう事を恵み
によって悟るに至るのである。

    *******
「祈り」は難しいですね。
私は、朝の祈りの時に、以前は黙って
祈っていましたが、最近は、小声を出して
ささやきながら、祈っています。
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