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このままでは日本の畜産業が崩壊してしまう

2011-07-17 21:13:32 | 日記

なぜ稲わらに高濃度セシウム? 野ざらし 雨・土から(産経新聞) - goo ニュース

 昨年の口蹄疫に続いて,今度は飼料の稲わらに放射性セシウム汚染…….これは明らかに,あの原発事故直後の対応が不味過ぎたからに他ならない.その農家としては,まさか「福島第一」から何十kmも離れた自分の農場にそんな物が降りかかるとは夢にも思わなかった“青天の霹靂”だから…….しかし,それで例えばいち早く出荷停止の処置をとれたとしても,その次は,今後従来どおりの肉牛の飼育が事実上できないということになりはしないか.

 国産牛肉は輸入牛肉に比べ確かに単価が高いので,滅多に口にすることはできない.とは言っても,食料自給率向上の観点から何とか国内の支援したい気持ちは強く持っている.それだけに,いつになったら解消できるか分からない今度の放射性セシウム汚染は,これまでのあらゆる努力が水泡に帰したも同然の農家の立場を思うにつけ,余りにも切ない問題だ.

 畜産物ばかりに限らず,何年かかっても放射性物質の汚染が解消できないとなれば,ひいては日本国内の農産物全体に影響が広がりかねない.その意味で,国産より輸入の農産物の方が“安全”と言われ,これを機にと関税ゼロのTPPで農産物の大量輸入を招いたら,国内農業はそれでも持ちこたえることができるのか?


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