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「銀」・・・・・でもあっぱれ!宮沢崇史!

2010-11-22 22:04:55 | 日記
宮沢が銀メダル=アジア大会・自転車(時事通信) - goo ニュース

 寸での所で惜しかった……とは思うが,国際的な大会における自転車ロードレースで日本人選手が2位!何とめでたいニュースであろうか.それも我等の郷土選手とくればなお嬉しいじゃないか.

 今日のasahi.comの“電子新聞記事”でも「自転車と歩行者との事故がこの10年間で3.7倍に増えている」という記事が伝えられ,それに関連するブログでも,自転車への敵意さえ感じるほどに激しい嫌悪感を顕にした内容に接して,やり切れない思いをしていたところだった.
 こうした状況も加わってか,一般に日本のジャーナリズムは,現段階では自転車スポーツの普及ないしは底辺拡大に否定的な傾向にあると感じている.先月,宇都宮市内でクリテリウムが関係者らの懸命の努力の結果,実現を果たした事は各自転車専門誌の記事で初めて知った.

 そういった中で,今大会の宮沢選手のこの健闘は率直に祝福したいものである.彼の乗る自転車がCOLNAGOというのが,同じ“COLNAGO”と名の付く自転車に乗るCOLNAGOファンとしても喜びに堪えない.この話題には,あの大御所エルネスト・コルナゴ氏もさだめしお喜びになることだろう.

勝てる力と交通道徳の両立を目指せ

2010-11-22 11:21:32 | 日記
マナー守られぬ自転車 歩行者と事故、10年で3.7倍(朝日新聞) - goo ニュース

 自転車が死亡事故の加害者になるとは,一サイクリストとしてこれほど切なく,悔しく,悲しいことはない.困ったことに,表題の記事の中の加害者は赤信号を見落として(?)事故を起こしてしまったそうな.これではたとえ満足な「自転車専用レーン」があったにしても,効果は半減以下となりかねない.

 ここで懸念されるのは,加害者の自転車がたまたまスポーツ系であったことで,とかく世界の自転車を全く知らないような人々がこういう事故に事寄せて,スポーツ系自転車や,サイクリングないしはレースまであらゆる自転車のスポーツを弾圧すべきだという主張を展開しがちなことである.しかし,そういった高機能のスポーツ系自転車を全て禁止して,いかにも苦痛で非能率な実用一点張りの,いわゆる「ママチャリ」の類だけにしたら乗り手の交通道徳はグンと向上するかといえば,決してそういうことにはならない.
 
 要するに,

 ①日本の自転車の生産と販売は実用系が中心の時代が長く続いたために,スポーツ系の車種の製造技術は主にヨーロッパの先進国に比べて数十年の遅れをとっていた.
 ②競輪にまつわる様々な事件が大きく社会問題化した時期があった.

 日本で,「●●よりも自転車(のスポーツ)の方が好きだ」と言うと,人間関係を損ねることが多いのはこうした歴史的な経過によるところも大きいとみられるのだが,私が自転車専門の各関係雑誌等から知り得る限りでは,およそ世界の先進国の中で,日本ほど,自転車のスポーツを差別する国はない.競技力の強化と交通道徳の向上には,世界の「自転車」強豪国をもっと参考とすべきではないか.

 自転車そのものの固定観念を70~80年前の物から頑として変えようとせず,いつまでも不必要に広い歩道に「自転車通行可」でお茶を濁し,「歩行者優先」のルールを押し付け続ける警察と道路行政のあり方こそ,諸悪の根源である.これでは急がねばならない時に自転車の機能が殺され,間に合う所も間に合わないではないか.自転車の通行区分は,元来,歩行者とは明確に一線を画されなければならないのである.

 どうして日本の警察は旧態依然の実用系自転車を使い続け,しかも歩道で右側通行をしたりするのか.不審者を追跡しようにも,あんな自転車ではちょっと上り坂にかかったらもうお手上げではないか.スポーツ系自転車のある程度の専門的知識も実技経験も何もない警察の取り締まりには説得力を持ち得ない.

 悲惨な事故を根絶し,且つ,日本におけるあらゆる自転車のスポーツの地位向上のためには,サイクリスト自身の一層の努力も必要である.それでもなお「自転車」を迫害しようとする動向には,かつて少年時代に学校の「自転車禁止」と劣悪な道路環境に泣かされて育った者としては神経を尖らせずにはいられない.