オレンジの中央線車両引退 201系、ラストラン(共同通信) - goo ニュース
今日の夕刻、JR長野総合車両センターの前を通りがかった時、鉄道ファンの人垣ができていた。何か珍しい車両でも来ているのかと思ったら、その向こうに201系の姿が見えた。
E233系が入り始めてから廃車となる201系が次々にそこへ送られて来たのは何度も見かけているが、今日が豊田から松本までの「お別れ運転」だったことを帰宅後に見たTVニュースで知った。
中央線のオレンジ色の電車の歴史は約50年余り。私の物心ついた頃には既に101系が主役の時代に入っていた。その中の試作車はその後の量産車と比べて外観がスマートに仕上がっていたのが印象的で、希少な存在でもあったことから、1965~66年頃、1~2回乗った時の記憶が確かに残っている。
その後入った103系は中央線には適さなかったため、201系の登場後は101系より早く他の路線へと転出して行った。
ステンレス、又はアルミ車体の通勤形車両が主流となると、このオレンジ一色の鋼製車体の201系が高速で走り抜ける様には独特な重厚感が漂っていた。その201系には一昨年、京葉線で乗る機会があった。同線ではかつて103系にも乗ったことがあったが、勿論高速域での乗り心地は103系より遥かに快適であった。
さて、現在のE233系の車体のオレンジ色の帯は、良く言えばハナビシソウかマリーゴールドの花の色合いであるが、何だか初めから色が褪せている感じでどうもパッとしないと思うのは私だけであろうか。