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「源氏物語、一千年の旅~2500枚の源氏絵の謎~」
シロガネは、着物を染める仕事に携わっていますが、しかし毎日染めているけではありません。何故なら、今のご時世で人が少なくなりましたので、他の部署の作業も、手伝ったりしている訳です。
しかし、染める作業にかかわり15年程経ちますか▪▪▪▪▪早いものです。まっ、そんな個人的なことはどーでもいいのですが。最近、会社の朝礼の時、社長から「着物警察」という言葉を知っていますかと、社員に聞かれまして、シロガネも含めて誰も知らなかったのですが、現在『着物警察』と言われる人達が居て、着物を着ている主に若い女性の着付けに文句を言って勝手に帯を直したり、この着物は合わない等ご本人の気持ちもお構いもなく、『着物警察』のいう、「正しい着付け」というものを教えるのだそうです。
社長はこういうのは、迷惑とは、はっきりとは、言われませんでしたが余りいい事ではないと、言われていました。まあ、ありがた迷惑といういう事でしょうネ。シロガネは、普段、着物なんて着ていませんがけど会社で作られているのは、女性用の着物が大部分です。
今の若い方が、着物に興味を持ち、着物を着て頂くのは作る側にとっては、本当に嬉しくありがたい事なんです。
画像は、ハイビジョンスペシャル「決定版、きもの大百科」
『着物警察』はそんなせっかく着物に興味を持ち着てくれる人達に対して勝手に土足で踏み込んでしまう行為です。その行為を受けたことによって折角、着物に興味を持って頂いたのに、着物を着るのが嫌になって、着物を遠ざけてしまうのではないかと、危惧しています。
『着物警察』の人達は、多分着付け教室に通われ(正しい着付け)を得とくされた人達なんでしょうが、自身が身に付けた、知識をよかれと思って、相手にしてあげるのだと思います。・・・・・・本人は、悪気はないとは思いますが、しかし、余りいい行為ではないとシロガネは、考えます。
(正しい着付け)というのも戦後になって確立したようなもので、しかもこうと統一された訳でもないようです。
それにこういう着付けは、礼装の着物に適応されたものなのです。皇后様、皇嗣妃殿下、姫宮様方々の着物姿が記事になりますと、必ず着付けの事などを言う、コメントが結構あり、ここぞとばかり、着物の知識を披露をなさったりして何で皆こんなに熱心なんだろうと、不思議に思っていましたが、『着物警察』の事を聞きまして、あ~っと納得したわけです。
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そんな事をいう、シロガネも同じなのですが、着付けのことはあれこれいうことはできませんし、別に帯の位置が、高かろうが着ている御本人がそれで良ければいいのではと思うのです。基本さえ守っていれば。
シロガネ自身と言えば、着物の柄とか、色の方を、重点にみています。
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この御三方の美しい着物姿に、どう文句を言えるでしょうか。