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東方神起 4th「The Secret Code」+α

2009-02-14 23:32:49 | Rising Sun(東方神起に首ったけ!)
どうやら4thアルバム「The Secret Code」は80年代の匂いのするものになっているようです。新曲の、さわりだけですが2曲(お世話になってます。YouTube)は、第一印象は「sexy」。次に「聴きやすい。覚えやすい。分かりやすい」。TOTO、ボズ・スキャッグス、デヴィッド・フォスターや、ジェフ・リンを彷彿させます。これにR&Bが加わった感じ? スタッフが私と同年代かしら? それとも、最近メンバーがお気に入りとよく言っているブライアン・マックナイトって、こんな感じの音楽をやっているのかな。

最近アップされていた「Stand Up!」。すっごくカッコいい。ジュンちゃんの声がス・テ・キ~! そんでもって、後打ちのリズムと、サビの韻を踏んだ歌詞がぁぁぁああ!腰に来ます。赤面...いいんだけど、これ、どっからアップされたんだろ? 着うた? 私が知らないだけかしら。

トンとは全く関係ありませんが、ユニコーンが再結成しましたね。私は全く興味なかったのですが、新曲「WAO!」を聴いてビックリ。懐かしいなんてモンじゃありません。○○○○(バンド)の○○○(曲)のパクリ!...なんだけど、なんか笑って許せちゃう。楽しいんだからいいじゃん!みたいな。

前も書いたかもしれないのですが、音楽って限られた音の組み合わせですよね。だから限界がある。ポップスやロックは、すでにだいぶ前から限界は来ていたんだと思います。でも、若者の、限定された人たちのものだったから、繰り返し使われても、ある程度はなんとかなった。それが、かつて若者だった人も、ロックやポップスを聴き続けるようになり、「あ、このリフは...」とか「あ、このメロディは...」って分かっちゃうようになってきたんですよ。

まぁ、私みたいな音楽マニアは、特に目も厳しいし、普通の人より多くの音を聴いているから、余計に気がついちゃう。気がつかなきゃ、それに越したことはないし、もちろん、原曲の制作者にバレなきゃ、裁判沙汰にもならないから、みんなが幸せな訳なんですが...。

それに、日本人の作るポップスやロックって、地に足がついてないってか、なんか嘘くさくって、好きになれなかったですね。でも、21世紀の今。地に足の着いた音楽なんて絶滅に近いし、意味もなさないでしょう。だから、ウンチク垂れずに、楽しい!カッコいい!って、心の底から思えれば、それでOKなのかな、と、最近気がつきました。それでも鼻につく音楽は、イヤだったら聴かなきゃいいだけの話ですし。あ~理屈屋で困るわ、アタシって。

私の敬愛するLed Zeppelinも、かつてはデルタブルーズのパクリと、さんざっぱらこき下ろされたのに、今やワールドワイドの伝説のロックバンドですからね。

盗作、は絶対に許されませんが、似たようなもの...は、ある程度まで音の性質上、仕方がないんでしょうね。音楽を聴いて、作った人も聴いた人も楽しめる、共感出来るのなら、それはアリなんだと思います。音楽って素晴らしいなぁ。

JJじゃないけど、私は中学生の頃、音楽雑誌の編集者を目指したときから、音楽のない人生はあり得ないと思っていました。これからもずっとそうだと思います。そして、生まれ変わるとしたら、ピアニストになりたい。ピアノを挫折したときから決めていました。もう一つ。私のお葬式にはQUEENとMOTLEY CRUE、ZEP、そして今はSMAPと東方神起を、爆音で流し続けてほしい。私の人生は幸せだったに違いないって、みんなが思ってくれるといいな。

今日の1曲 Electric Light Orchestra「Discovery」より「Shine A Little Love」(1979)

これは、かなり健康的な感じですが、メロディラインの感じ...です。分かってもらえるかしら。TOTOの「Turn Back」、いや、ボズの「Lowdown」のほうが分かりやすいかな。

「恋の罠」(2006)(ネタバレご注意)

2009-02-14 21:55:15 | 韓流いろいろ
公開前から、役者陣の豪華さと、いまや韓国エンタメ界で一大ブームとなっている時代物、それも200年前の李氏朝鮮時代、おもしろくないわきゃない、と楽しみにしていました…って割には、今頃鑑賞です。汗

この邦題。う~ん。他になかったんですかねぇ。原題は「淫乱書生」。わっかりやすいが、このまま日本には持って来れないですね。「ある貴族のナントカ」とか、「危険なナントカ」…だめだ。どっかで聞いたことあるようなのしか思い浮かびません。でも、もうひとひねりあるタイトルだったら、この作品の監督が脚本を手がけた「スキャンダル」(2003)の3分の2くらいは、ヨンジュン抜きでも日本で話題になったんじゃないかと。韓国じゃ、さすがハン・ソッキュ、ヒットしたようですけど。

この監督。今更ですが「情事」(1998)も脚本書いているんですね。ものすごく納得です。「情事」も「スキャンダル」も、大変気に入っている映画ですもん。

作品としては、単純に面白かったですね。2時間超えはちょっと長かったかな。韓国の映画では、国民性の違いなんでしょうが、残酷なシーンや暴力シーンを、(私にとっては)必要以上に丁寧にしつこく描きます。ユンソの拷問シーンは、この映画の内容には相応しくないってか、あっても、観客に想像させる手法をとったほうが良かったんじゃないかと、私は思います。まぁ、監督には必要だったんでしょうね。心の動きを追うために、はっきりした根拠が、画像としてほしかったのかなぁ、と。

他は満足です。貸本屋仲間や、内侍、ちょこっとしか登場しないけど、ものすごく重要で重たい人物の王様が良かったです。みなさん、どっかで見たことある方たちでした。いい味、出してましたねぇ。映画もドラマも、もちろん小説も、脇がしっかりしていると、すべてが締まります。主役だけ超アイドル!とか、大物俳優!ってのは、えてして駄目です。つまり、脚本が出来ていないってことですからね。

ハン・ソッキュって、私はあまり得意な俳優じゃないんですよね。あ、同い年だ。「8月のクリスマス」は、最初の5分くらいでつまんなくなっちゃったし、「スカーレットレター」は、あまりにエロティックで×。2作品とも女優さんが見たくて見たんだけど、私の感性にはダメでした…。なので、この映画を見るにあたり、そのあたりを心配?したんですが、でも、相方が我らがイ・ボムスだし~と見始めたら! そうか、ハン・ソッキュの、というより、やっぱ、イ・ボムっちゃんの、笑わない演技にハマったんだ! この人、本当にいい役者ですわ~。今、何してるんだろ? この人の映画、結構見ていますね。あ、「バンジージャンプする」(2001)に出てる? え~?覚えていない…。「春の日は過ぎゆく」(2001)もだ。う~む。

なんといっても、衣装! コスチューム好き、歴史モノ好きの私にゃ、たまらない作品です。コスチュームは、宮廷シーンがちょろっとしか登場しないから、ちょっと不満だけど、娼館の様子や、チョンビンの鮮やかな衣装は素敵でした~。

ストーリーは、荒唐無稽っちゃー荒唐無稽かもしれないけど、ないとは言い切れないですよね。李氏朝鮮時代で、おそらく最も性に対する抑圧の強かったころ。蛇の道は蛇、ですよ。エンディング間際まで、狭くて暗い空間で、ちまちまと繰り広げられる人間の欲望の喜悲劇。それが、最後へきて、ぱぁーっと開放される。そう、あの開放感ある映像は、ツボでした。ユンソ(ハン・ソッキュ)の額の文字も…。ぷぷぷ。本当にああいう刑は、きっとあったんでしょうね。

この監督の次回作、期待です。

今日の1曲 映画「Four Rooms」OSTより「Vertigogo 」(1995)

なんとなく思い出しました。この映画、好きだったわ~。サントラ盤持っていたはず。探そ。