2007年9月23日
ウフィッツィ美術館→ピッティ宮→ボーボリ公園
確か6時頃に起きた。この日は長時間並ばないと入れないことでも有名なウフィッツィ美術館に、あまり並ばずに入るために早起きした。準備してちょうど7時にウフィッツィ美術館に到着した。まだ薄暗いのにすでに10人ぐらい並んでいた。開館は8時15分なのに。みんな考えることは同じだな。続々と人が並び始めて8時ぐらいにはもう長蛇の列。7時に来て正解。さすがウフィッツィ。
開館の時間になると係員の人が出てきてすぐに中に入ることができた。入場チケットは10€。ただ見てもよくわからないと思ったのでガイドブック10€を買って美術鑑賞を開始した。ウフィッツィ美術館は全部で45の部屋があって、作家や年代によって別れている。全部見るのにどれぐらい時間がかかるか予想もつかなかったけどとりあえず「4時間後に第45室に集合!」ということにして4人バラバラに散った。
最初の方は1300年代の金色の豪華な額に描かれた宗教画が多かった。とにかく額にこだわっていた。部屋を進むにつれ、額がシンプルになっていき絵が写実的になっていった。そしてボッティチェリの部屋で「春」と「ヴィーナスの誕生」に出くわした!同じ部屋に他の作品と同じように普通に置かれていた。世界史の教科書にも載っているあの絵が自分の目の前にある、ということに感動した!両方ともじっくりガイドの解説を読み、「春」は今でも意味することについては論争中らしいので自分なりに解釈しようとしばらくいろいろ考えてみた。が、名案は思い浮かばなかった笑。「春」も「ヴィーナスの誕生」も作品のまん前まで行き、「おー、僕が今世界で一番この作品に近い!」などと低レベルなことを考えてしまった笑。他にもレオナルドダヴィンチの「受胎告知」やラファエロの「ヒワの聖母」など僕でも知ってる有名な作品に次々と出くわした。本やテレビでしか見たことのない絵を実際に見るととても感動する。「うわー、これが本物かー」と心の中でつぶやいてしまう。もちろん、初めて見る絵もガイドブックの解説を見ながら十分にウフィッツィ美術館を満喫することができた。最後の方に見たヴェネツィアの絵は、まさに数日前に見た景色と同じだったことが忘れられない。
←ウフィッツィ美術館から見たヴェッキオ橋
たくさん歩いてお腹が減ったので昼飯を食べることにした。適当にピザ屋に入ってサラミのピザ4€を食べた。またサラミ。味はまあまあ良いのだが量が少ない。で、近くのアイスクリーム屋でイタリアに来て初ジェラートを食べることにした。チョコレートアイスを注文したらこれがうまい!かなり濃厚。こっちは大満足。思えばこの日から毎日ジェラートを食べるようになっていた。
午後はピッティ宮とボーボリ庭園に行くことにした。ヴェッキオ橋から少し南に行くとすぐにピッティ宮に着いた。ここがフィレンツェの南端だというのだから、やっぱりフィレンツェという街は小さい。ピッティ宮入り口前の広場ではたくさんの人が午後の日光浴を楽しんでいた。穏やかな休日でいいねえ。
ピッティ宮のチケット9€を買い、まずはボーボリ庭園へ行くことにした。ここはとにかく広い、と入ってすぐにわかった。広い砂利道を適当に歩くと、大階段とその上にある池が見える。大階段の上に観光客がたくさんいたのでとりあえず上ってみることにした。
大階段をひたすら上り頂上に着くと、そこからフィレンツェの町並みを一望することができた。まさに絶景。
さらに先へ進むと反対側にも展望台があり、ここからはフィレンツェの田舎風景も見ることができた。町並みもいいけど緑が多い風景も気に入った。歩き疲れてまたぼーっとしばらくそこで休憩し、ピッティ宮に戻った。
ピッティ宮には複数の博物館がある。で、入り口も複数あるが、それぞれが何の博物館の入り口なのかがよくわからない。適当に一つ選んで入ることにした。
たくさんの装飾品がガラスケースの中に収められているが、それよりも壁がすごい。「大きな柱が何本も立ってるなー」とか「ここも彫刻がたくさんあるなー」とか思っていたら全部絵だった。いわゆる「だまし絵」である。彫刻も柱も2階のテラスも窓も全部絵。実際は2階もないし窓もない。けどリアルなのですっかりだまされてしまった。2階の窓から外を眺める人がいたがそれももちろん絵だった。丁寧に360度全部だまし絵。しかもそんなだまし絵の部屋がいくつも続いていてとてもおもしろかった。ちょっと笑えてしまう部屋がたくさんあった。
だまし絵の部屋ゾーンを終えると今度は豪華な貴金属類がひたすら展示されていた。でもウフィッツィ美術館、ボーボリ庭園とひたすらここまで歩き続けてきたので足の疲労がピークで、休憩用のイスを見つけるたびに座り込んでしまった。今思えばこの2つを同じ日にしたのはよくなかったかもしれないな。それでもなんとか銀器博物館を走破してピッティ宮を出た。
もう5時過ぎだったので晩飯を食べに行くことにした。前日の予告どおりこの日もパスタリート・ピッツァリートに決定した。この店は駅近くなのでピッティ宮からは結構遠い。でも「疲れれば疲れるほどうまい」と信じてひたすら歩いた。
やっとの思いで着くと店内は真っ暗。まさか休みか!?でもよく案内を見ると店は6時かららしいことに気づいた。6時までのわずかな時間を駅近くの階段に座り込んで過ごし、無事、レストランの席に着くことができた。もうへとへと。
チーズ入りトマトスパゲッティとサラダを注文。あわせて12€。スパゲッティはほんとにおいしかった。溶けたチーズとよく合う。サラダもナッツが香ばしくておいしかった。
この日も大満足してホテルに戻った。この日はよく歩いた。早起きして一日中歩き続けた。シャワー浴びてアラームを「5時」にあわせてすぐ寝てしまった。なぜ5時なのか。それは早起きしてミケランジェロ広場へ行き、朝日のフィレンツェの街を一望するため!ハードスケジュールな旅だ。
つづくーー
ウフィッツィ美術館→ピッティ宮→ボーボリ公園
確か6時頃に起きた。この日は長時間並ばないと入れないことでも有名なウフィッツィ美術館に、あまり並ばずに入るために早起きした。準備してちょうど7時にウフィッツィ美術館に到着した。まだ薄暗いのにすでに10人ぐらい並んでいた。開館は8時15分なのに。みんな考えることは同じだな。続々と人が並び始めて8時ぐらいにはもう長蛇の列。7時に来て正解。さすがウフィッツィ。
開館の時間になると係員の人が出てきてすぐに中に入ることができた。入場チケットは10€。ただ見てもよくわからないと思ったのでガイドブック10€を買って美術鑑賞を開始した。ウフィッツィ美術館は全部で45の部屋があって、作家や年代によって別れている。全部見るのにどれぐらい時間がかかるか予想もつかなかったけどとりあえず「4時間後に第45室に集合!」ということにして4人バラバラに散った。
最初の方は1300年代の金色の豪華な額に描かれた宗教画が多かった。とにかく額にこだわっていた。部屋を進むにつれ、額がシンプルになっていき絵が写実的になっていった。そしてボッティチェリの部屋で「春」と「ヴィーナスの誕生」に出くわした!同じ部屋に他の作品と同じように普通に置かれていた。世界史の教科書にも載っているあの絵が自分の目の前にある、ということに感動した!両方ともじっくりガイドの解説を読み、「春」は今でも意味することについては論争中らしいので自分なりに解釈しようとしばらくいろいろ考えてみた。が、名案は思い浮かばなかった笑。「春」も「ヴィーナスの誕生」も作品のまん前まで行き、「おー、僕が今世界で一番この作品に近い!」などと低レベルなことを考えてしまった笑。他にもレオナルドダヴィンチの「受胎告知」やラファエロの「ヒワの聖母」など僕でも知ってる有名な作品に次々と出くわした。本やテレビでしか見たことのない絵を実際に見るととても感動する。「うわー、これが本物かー」と心の中でつぶやいてしまう。もちろん、初めて見る絵もガイドブックの解説を見ながら十分にウフィッツィ美術館を満喫することができた。最後の方に見たヴェネツィアの絵は、まさに数日前に見た景色と同じだったことが忘れられない。
←ウフィッツィ美術館から見たヴェッキオ橋
たくさん歩いてお腹が減ったので昼飯を食べることにした。適当にピザ屋に入ってサラミのピザ4€を食べた。またサラミ。味はまあまあ良いのだが量が少ない。で、近くのアイスクリーム屋でイタリアに来て初ジェラートを食べることにした。チョコレートアイスを注文したらこれがうまい!かなり濃厚。こっちは大満足。思えばこの日から毎日ジェラートを食べるようになっていた。
午後はピッティ宮とボーボリ庭園に行くことにした。ヴェッキオ橋から少し南に行くとすぐにピッティ宮に着いた。ここがフィレンツェの南端だというのだから、やっぱりフィレンツェという街は小さい。ピッティ宮入り口前の広場ではたくさんの人が午後の日光浴を楽しんでいた。穏やかな休日でいいねえ。
ピッティ宮のチケット9€を買い、まずはボーボリ庭園へ行くことにした。ここはとにかく広い、と入ってすぐにわかった。広い砂利道を適当に歩くと、大階段とその上にある池が見える。大階段の上に観光客がたくさんいたのでとりあえず上ってみることにした。
大階段をひたすら上り頂上に着くと、そこからフィレンツェの町並みを一望することができた。まさに絶景。
さらに先へ進むと反対側にも展望台があり、ここからはフィレンツェの田舎風景も見ることができた。町並みもいいけど緑が多い風景も気に入った。歩き疲れてまたぼーっとしばらくそこで休憩し、ピッティ宮に戻った。
ピッティ宮には複数の博物館がある。で、入り口も複数あるが、それぞれが何の博物館の入り口なのかがよくわからない。適当に一つ選んで入ることにした。
たくさんの装飾品がガラスケースの中に収められているが、それよりも壁がすごい。「大きな柱が何本も立ってるなー」とか「ここも彫刻がたくさんあるなー」とか思っていたら全部絵だった。いわゆる「だまし絵」である。彫刻も柱も2階のテラスも窓も全部絵。実際は2階もないし窓もない。けどリアルなのですっかりだまされてしまった。2階の窓から外を眺める人がいたがそれももちろん絵だった。丁寧に360度全部だまし絵。しかもそんなだまし絵の部屋がいくつも続いていてとてもおもしろかった。ちょっと笑えてしまう部屋がたくさんあった。
だまし絵の部屋ゾーンを終えると今度は豪華な貴金属類がひたすら展示されていた。でもウフィッツィ美術館、ボーボリ庭園とひたすらここまで歩き続けてきたので足の疲労がピークで、休憩用のイスを見つけるたびに座り込んでしまった。今思えばこの2つを同じ日にしたのはよくなかったかもしれないな。それでもなんとか銀器博物館を走破してピッティ宮を出た。
もう5時過ぎだったので晩飯を食べに行くことにした。前日の予告どおりこの日もパスタリート・ピッツァリートに決定した。この店は駅近くなのでピッティ宮からは結構遠い。でも「疲れれば疲れるほどうまい」と信じてひたすら歩いた。
やっとの思いで着くと店内は真っ暗。まさか休みか!?でもよく案内を見ると店は6時かららしいことに気づいた。6時までのわずかな時間を駅近くの階段に座り込んで過ごし、無事、レストランの席に着くことができた。もうへとへと。
チーズ入りトマトスパゲッティとサラダを注文。あわせて12€。スパゲッティはほんとにおいしかった。溶けたチーズとよく合う。サラダもナッツが香ばしくておいしかった。
この日も大満足してホテルに戻った。この日はよく歩いた。早起きして一日中歩き続けた。シャワー浴びてアラームを「5時」にあわせてすぐ寝てしまった。なぜ5時なのか。それは早起きしてミケランジェロ広場へ行き、朝日のフィレンツェの街を一望するため!ハードスケジュールな旅だ。
つづくーー
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