The Way We Were

誰しも通り抜けてきた
切なくも愛おしい時代
My Adolescence

『汚れちまった悲しみ』 に

2008-12-31 | 2008年

 

     汚れちまった悲しみに
     今日も小雪の降りかかる
     汚れちまった悲しみに
     今日も風さえ吹きすぎる

     汚れちまった悲しみに
     たとえば狐の皮衣
     汚れちまった悲しみは
     小雪のかかってちぢこまる

     汚れちまった悲しみは
     なにのぞむなくねがうなく
     汚れちまった悲しみは
     倦怠のうちに死を夢む

     汚れちまった悲しみに
     いたいたしくも怖気づき
     汚れちまった悲しみに
     なすところもなく日は暮れる

                   中原 中也

 

十代のころ 中原中也の この詩 に出逢った。。。

以来 『汚れちまった悲しみ』 という表現が 妙に心に刺さっている。。。

人それぞれに 悲しみを秘め, また その深さは様々。。。

そして その悲しみが 他人に理解されないまま・・・

歳月を経ても なお 癒されることが無かったら・・・!?

その人は 単に 傷つきやすいというだけの人なのでしょうか????

 

『未必の故意』 という 法律用語を 大学で学んだ。。。。

専門ではなかったけれど

なぜか!? それについての講義だけは 興味深く記憶している。

『無意識の意図(悪意)』 というものを 時折 人は 発揮してしまう。

否、『無意識』を 装う という

もう一つ 手の込んだ作為を 働かせてしまうことがある。

それが 万が一、 他人に危害が及ぶような結果になれば,

『未必の故意』 という罪を科せられる。。。

 

しかし,もっとも罪深いのは・・・,

完全なる『無意識』 『無頓着』 『無神経』 etc.

自分と関わった人が どんなに傷ついていても

自分には 何の責任も無い・・・・と 思い込んでいる人!

けれども そういう人を 法的に罰することは 難しい。。。。

もし?

そういう相手と出合って 深い悲しみに陥るような出来事があったとしたら・・・

それを 歳月とともに昇華することができ無いままに

抱え込んでしまっているとしたら?

『汚れちまった悲しみ』 という言葉には

そういう長~い苦悩を感じさせるものがある。。。

 


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あらためて・・・!

2008-12-18 | 2008年

この Blog を始めたのは 10月26日 なので 

間もなく2ヶ月になるところです。

一つのきっかけは、

NHK合唱コンクールの 中学生の部の課題曲 『手紙』

アンジェラ・アキさんの作詞作曲によるものということもあり、

従来には無い・・・、

等身大の中学生の心に違和感の無い身近な言葉のためか、

楽曲に対する 中学生達の思いも 一入のようでした。

また、

コンクールに先駆けて アンジェラ・アキさんが 各地の中学校を訪問し、

合唱部の女子中学生たちが

自分自身に宛てた手紙を紹介する番組が放送されました。

そして 15歳 = 思春期の少女たちの

様々な思い や 悩み を知る機会があり、

この年代が抱いている 複雑な孤独感 というものを

改めて感じる思いがしました。

 


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願いは叶う!(新時代へ)

2008-11-06 | 2008年

アメリカの次期大統領に オバマ氏が・・・

というより 黒人が・・・! ということに

アメリカへの注目 と 期待が高まっています。

オバマ氏の演説の中にも

「ブルーステイト」 「レッドステイト」 という言葉が出てきました。

「ブルーステイト」は、 南北戦争に突入した当時、

            アメリカ合衆国軍=北軍(青)に加わった州のこと

「レッドステイト」は、  アメリカ連合軍=南軍(赤)に加わった州のこと

 

アメリカに長く はびこっていた 『奴隷制度』

1863年1月、

リンカーン大統領が 『奴隷解放宣言』 を公布した翌年、

1864年11月にゲティスバークの戦場で行った演説

           「人民の 人民による 人民のための政治」

という有名な件(くだり)も 引用されていました。

 

南北戦争は 北軍の勝利に終わり、 『奴隷制度』も廃止されましたが、

敗北した南部の人々の屈折した心が

かえって黒人たちに対する合法的な差別を助長した

ということも否めません。

それ以後、アメリカ社会での 人種差別は 暗黙のところでもあり、

現代に至っても 社会の様々な場面での差別が存在している・・・

それが アメリカという国のイメージでした。

 

ですから、 オバマ氏=黒人が大統領になった! ということは、

アメリカの国民にとっては 画期的過ぎる出来事 なのです!!

オバマ氏の当選演説の端々に

深く長かった暗い時代の終結に対する思い を

感じることができました。

 


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Yes We Can

2008-11-05 | 2008年

アメリカ合衆国の次期大統領は オバマ氏に決まりました。

世界の多くの人々の期待どおりの決定でしたね。

政治的に何を期待するか・・・? というよりも

やはり アメリカの歴史上初の黒人大統領 というところに

大きな変革=時代の変遷を感じさせるような期待感がありますね。

 

子供の頃 リンカーンの伝記を読みました。

また それを題材にしたミュージカル(タイトルは・・?)を観て

たいそう感動したのを覚えています。

また かつて 南北戦争を題材にした映画も多々あり 何本か観た記憶がありますが,

『風と共にさりぬ』 も 当時代のストーリーですよね。

 

アメリカの 長い なが~い 人権に絡んだ 暗い歴史が

オバマ新大統領の出現によって 明るい未来を予感させます。

日本にとっては 幕末の志士の活躍 ⇒ 明治維新へ と 大きな改革期があったように

今回の大統領選は アメリカ国民の自らの意思で選択した 新しい時代への入口!

Yes We Can! ですね。   

 

 


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Keep On The Sunny Side!

2008-10-28 | 2008年

日テレの 『誰も知らない泣ける歌』 を 観ました。
高石ともや の 「陽気に行こう」の原曲は “ Keep On The Sunny Side!”
日本語訳は

          喜びの朝もある 涙の夜もある
          長い人生なら さあ陽気に行こう

          陽気に行こう どんな時でも
          陽気に行こう 苦しいことは解ってるのさ
          さあ陽気に行こう

明るいメロディが より前向きな気持ちにさせてくれる気がします。


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