この日、小泉首相は最後の公約と言うべき15日の靖国神社参拝を果たした。
ここで靖国参拝を論じるつもりはない。
だが、この日を迎えるたびにそして僕が、年を重ねオヤジになった現在でも戦争により尊い命をなくした未来ある人々を憂える。
特攻隊により死ぬことを運命付けられた少年たち。
そして今注目の映画が一ヵ月後上映される。
あの海の特攻隊といわれた人間魚雷「回天」の少年たちを描いた作品だ。
CMでも、市川海老蔵が高校野球の選手として登場するシーンのそれだ。
映画「出口のない海」は未来を夢見ながら出口のない海に死んでいた。青年たちの物語。
あの映画「半落ち」でも話題になった佐々部清監督。山田洋次が脚本。主題歌を竹内まりあが歌っている。
この回天は、もともとは魚雷自体を人間が操縦するのは困難で訓練中に命を落とすものも出たそうだ。
戦没者は106名。そのほとんどが20歳前後の若者だ。神風特攻隊にしても若き命が犠牲になる。ある人は、名誉ある死と言うが特攻隊は明らかに負けることが決定的な時期のものだ。
未来の子供たちに二度とこんな過ちによって尊い命を犠牲にしないためにも、僕は哀悼の意と不戦の誓いを立てることが大切だと思っている。
地球上に戦争がなくなる日を祈って。
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imacoco
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