今回は、本日が最終日のピカソ展を観に岡崎市美術博物館に。僕の評価としてく、中部圏の美術館のなかでもかなり高いです。なんといっても、緑豊かな公園内にある、近代的な建築が不思議に溶け込む癒しスポットしても最適な場所です。
さて、今回の「ピカソ展」は、ドイツ・ルードイッヒ美術館のピカソコレクションのなかから絵画、版画、陶芸などの作品100点あまりの作品による展観でした。
展示内容は、ピカソの作品を青の時代から新古典主まで順に追って展示されていました。一般的には、ピカソはキュビズムを代表とする抽象的表現が印象がありますが、ピカソの愛人であったオルガや父、家族の肖像など写実主義の作品を見ると確かな技術に裏付けられてこそ、さまざまな表現方法が生まれたことが理解できます。
個人的には、やはり、新古典主義の代表作「手を組んだアルルカン」に魅了されました。
大胆に配置された澄んだ色彩と細く黒い線によりデフォルメされた人物。そのなかで、アルルカンの顔が確かな写実性により簡潔に表現されています。
ピカソしか表現できない独特な世界を醸し出している。
他にもキュビズムなどの晩年の作品も展示されていて、決して大規模なピカソ展とは言えないが充実した内容の展覧会だった。
今後は、熊本県立美術館にて10月13日より開催されるので、九州地方の方にはぜひ、ふれていただきたい展覧会です。
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