日本を感動の渦に巻き込んだソチ冬季オリンピックが閉幕しました。
当初はメダル最有力と言われた選手への過剰な期待により負の連鎖があるのではと心配しましたが、終わってみれば長野オリンピックの8個に並ぶ国外大会最高の結果を生みました。
また、メダルにあと一歩の4,5位の入賞者の数が11、8位までの入賞者の数は20となりました。これは、入賞者総数73の38%にあたる点でも見事な結果と言えます。
そして、今回の大会ほどオリンピズムの大切さを痛感した大会でもありました。一部の人たちの選手に対する厳しい視線や選手に対する統制など残念な出来事がありました。
JOCの公式サイトには、オリンピック憲章やオリンピズムについて紹介されています。果たしてJOCは、選手のためのオリンピックをどのように考えているか疑問に感じます。
クーベルタン男爵により提唱された「スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍など様々な差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献する」のオリンピズムに立ち、参加選手全員への配慮と強化に努めていただきたいと強く思います。