誰もが目の前にある結果を呆然と観ていたと思います。浅田真央選手のショートの失敗。
僕もまさか、こんな結果となるとは目の前の光景を疑いました。昼間にスノーボード・大回転で竹内智香選手が史上初の銀メダルの快挙を成し遂げ、深夜のフィギュアに良い流れがつながったと確信していただけに、信じられない結果でした。そして、真央ちゃんが一番信じられないに違いないと思います。
女子3選手の順位を見る限り、メダル獲得は難しいと思います。ただ日本中のほとんど人々が、フリーで最高の演技ができることを祈っていると思います。
負の連鎖が続くと感じていた今回のオリンピック。現在まで7つのメダル獲得は大健闘と言えます。なぜなら、当初メダル確実と言われていた、前回オリンピックのメダリストに今回メダル獲得がないからです。メダリストの重圧がこれほどまでに強くのしかかる大会はないと思います。
選手への心無い批判も、メダリストへの目に見えない圧力となったことは間違いないと思います。
今一度、確認したいことは、オリンピックは先ず出場を勝ち得た選手のためにあり、関係者やメディアのためにあるのではなく、勝負とは別に国民に与えられる感動がすべてだと思います。そのことを痛感する大会です。
現在メダル一つの女子においても、カーリングやアイスホッケーなど男子の出場権も獲得できない状況下で、強豪を苦しめた予選での試合は、熱いものを感じます。
僕自身も、残り少ない大会を国民の一人として楽しみ、声援を送りたいと思います。